第44回 理学療法士国家試験 午前 第98問
運動学第44回午前
第44回 理学療法士国家試験 午前 第98問(運動学)の正答は 2 です。この問題は「誤っている」ものを選ぶ設問です。
問題
運動学習で誤っているのはどれか。
- 1. 自己効力感は動機づけを高める。
- 2. 誤差の平均値が減少すれば誤差のばらつきも減少する。 ✓
- 3. 運動中に生じた感覚はフィードバックとして利用される。
- 4. 指導者が頻回に与えるフィードバックは学習者の依存性を誘発する。
- 5. 右手で練習した技能が左手でも上達するのは学習の転移による。
正答:2番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 誤差の平均値が減少すれば誤差のばらつきも減少する。
この問題は「誤っている」ものを選ぶ設問です。運動学習では正確性(誤差の平均=恒常誤差)と一貫性(誤差のばらつき=変動誤差)は別々の指標で、両者は必ずしも連動しません。平均としては的に近づいていても、ばらつきが大きいままという状態はよくあり、逆にばらつきは小さいが一定方向にずれている状態もあります。
【各選択肢の解説】
1. 自己効力感は動機づけを高める。
✅ 正しい。Banduraの概念で「自分にはできる」という見通しが課題への取り組みを促し、学習効率を高めます。
✅ 正しい。Banduraの概念で「自分にはできる」という見通しが課題への取り組みを促し、学習効率を高めます。
2. 誤差の平均値が減少すれば誤差のばらつきも減少する。
❌ 誤り。恒常誤差(正確性)と変動誤差(一貫性)は独立した指標で、一方の改善が他方の改善を意味しません。
❌ 誤り。恒常誤差(正確性)と変動誤差(一貫性)は独立した指標で、一方の改善が他方の改善を意味しません。
3. 運動中に生じた感覚はフィードバックとして利用される。
✅ 正しい。視覚・体性感覚などから得られる情報は内在的フィードバックとして運動の修正に用いられます。
✅ 正しい。視覚・体性感覚などから得られる情報は内在的フィードバックとして運動の修正に用いられます。
4. 指導者が頻回に与えるフィードバックは学習者の依存性を誘発する。
✅ 正しい。外在的フィードバックを与えすぎると学習者が自分の感覚情報を使わなくなり(ガイダンス仮説)、フィードバックのない場面で成績が落ちます。頻度を減らす・要約して与える・帯域幅フィードバックにするなどの工夫が必要です。
✅ 正しい。外在的フィードバックを与えすぎると学習者が自分の感覚情報を使わなくなり(ガイダンス仮説)、フィードバックのない場面で成績が落ちます。頻度を減らす・要約して与える・帯域幅フィードバックにするなどの工夫が必要です。
5. 右手で練習した技能が左手でも上達するのは学習の転移による。
✅ 正しい。両側性転移(交叉性転移)と呼ばれ、学習の転移の一例です。
✅ 正しい。両側性転移(交叉性転移)と呼ばれ、学習の転移の一例です。
【試験対策ポイント】
- 内在的フィードバック=運動によって自分に生じる感覚/外在的フィードバック=指導者や機器から与えられる情報。後者はKR(結果の知識)とKP(パフォーマンスの知識)に分かれる
- フィードバックは頻回・即時に与えすぎない(練習中の成績は上がるが保持・転移は悪化する)
- 練習法:ブロック練習は練習中の成績が良いが保持は低い、ランダム練習は練習中は成績が落ちるが保持・転移に優れる(文脈干渉効果)
- Fittsらの3段階:認知相 → 連合相 → 自動化相
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「運動学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)