第44回 理学療法士国家試験 午後 第7問
解剖学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第7問(解剖学)の正答は 1・5 です。二関節筋とは2つの関節をまたいで走行する筋です。
問題
二関節筋はどれか。2つ選べ。
- 1. 半膜様筋 ✓
- 2. 大内転筋
- 3. 大腿四頭筋の中間広筋
- 4. ヒラメ筋
- 5. 腓腹筋 ✓
正答:1・5番
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解説
■ 正答:1・5番
二関節筋とは2つの関節をまたいで走行する筋です。半膜様筋は坐骨結節から脛骨内側顆に付着し股関節伸展と膝関節屈曲に働きます。腓腹筋は大腿骨内側顆・外側顆から起こり踵骨隆起に付着し、膝関節屈曲と足関節底屈に働きます。
【各選択肢の解説】
1. 半膜様筋
✅ 正しい。ハムストリングス(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)は股関節と膝関節をまたぐ二関節筋です。大腿二頭筋短頭のみ単関節筋である点に注意します。
✅ 正しい。ハムストリングス(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)は股関節と膝関節をまたぐ二関節筋です。大腿二頭筋短頭のみ単関節筋である点に注意します。
2. 大内転筋
❌ 誤り。恥骨下枝・坐骨結節から大腿骨粗線と内転筋結節に付着し、股関節のみに作用する単関節筋です。
❌ 誤り。恥骨下枝・坐骨結節から大腿骨粗線と内転筋結節に付着し、股関節のみに作用する単関節筋です。
3. 大腿四頭筋の中間広筋
❌ 誤り。中間広筋(および内側広筋・外側広筋)は大腿骨から起始し膝関節のみに作用します。大腿四頭筋のうち二関節筋は大腿直筋(下前腸骨棘から起始)だけです。
❌ 誤り。中間広筋(および内側広筋・外側広筋)は大腿骨から起始し膝関節のみに作用します。大腿四頭筋のうち二関節筋は大腿直筋(下前腸骨棘から起始)だけです。
4. ヒラメ筋
❌ 誤り。脛骨・腓骨の後面から起こり足関節のみに作用する単関節筋です。膝屈曲位でも張力が落ちないため、膝屈曲位での底屈筋力はヒラメ筋の評価に用います。
❌ 誤り。脛骨・腓骨の後面から起こり足関節のみに作用する単関節筋です。膝屈曲位でも張力が落ちないため、膝屈曲位での底屈筋力はヒラメ筋の評価に用います。
5. 腓腹筋
✅ 正しい。大腿骨顆部から起始するため膝関節をまたぎ、膝伸展位で伸張されます。下腿三頭筋のうち腓腹筋のストレッチを膝伸展位で行うのはこのためです。
✅ 正しい。大腿骨顆部から起始するため膝関節をまたぎ、膝伸展位で伸張されます。下腿三頭筋のうち腓腹筋のストレッチを膝伸展位で行うのはこのためです。
【試験対策ポイント】
下肢の主な二関節筋は大腿直筋・ハムストリングス(大腿二頭筋短頭を除く)・薄筋・縫工筋・大腿筋膜張筋・腓腹筋・足底筋です。二関節筋は一方の関節の肢位によって他方の関節で発揮できる筋力が変わる(筋長・張力関係)ため、SLRやEly test、Thomas testなど整形外科的テストの原理になります。単関節筋か二関節筋かは「起始と停止が関節をまたいだ骨にあるか」を図で追って確認します。
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