PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第8問

解剖学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第8問(解剖学)の正答は 5 です。図は肩甲骨を前面(肋骨面)から見たもので、左上に烏口突起、その下方に外側を向く関節窩、右側の広い陰影部が肩甲下窩として描かれています。

問題
筋の付着部で正しいのはどれか。
第44回午後第8問 図
  1. 1. ①
  2. 2. ②
  3. 3. ③
  4. 4. ④
  5. 5. ⑤

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — ⑤

図は肩甲骨を前面(肋骨面)から見たもので、左上に烏口突起、その下方に外側を向く関節窩、右側の広い陰影部が肩甲下窩として描かれています。⑤は烏口突起の上内側面を指しており、ここは小胸筋の停止部にあたるため正しい組合せです。


【各選択肢の解説】

1.
❌ 誤り。①が指すのは烏口突起の先端で、ここから起こるのは上腕二頭筋短頭と烏口腕筋です。上腕二頭筋長頭の起始は関節窩の上方にある関節上結節です。
2.
❌ 誤り。②が指すのは関節窩のすぐ下方にある関節下結節で、ここは上腕三頭筋長頭の起始です。上腕二頭筋短頭は烏口突起の先端から起こります。
3.
❌ 誤り。③が指すのは外側縁の下部から下角にかけての細長い領域で、ここは大円筋の起始にあたります。小円筋は肩甲骨背面の外側縁上方2/3から起こるため、この位置ではありません。
4.
❌ 誤り。④が指す広い陰影部は前面(肋骨面)の大きなくぼみ=肩甲下窩で、肩甲下筋の起始です。棘下筋が起こる棘下窩は肩甲棘より下方の背面にあり、この図には写っていません。
5.
✅ 正しい。烏口突起の上内側面は小胸筋の停止部です。小胸筋は第3~5肋骨から起こり烏口突起に停止し、肩甲骨を前下方に引きます。

【試験対策ポイント】

肩甲骨まわりの付着部は「突起・結節ごとに何が付くか」で整理します。

部位付着する筋
烏口突起の先端上腕二頭筋短頭・烏口腕筋(起始)
烏口突起の上内側面小胸筋(停止)
関節上結節上腕二頭筋長頭(起始)
関節下結節上腕三頭筋長頭(起始)
肩甲下窩(前面)肩甲下筋(起始)
棘上窩・棘下窩(背面)棘上筋・棘下筋(起始)
外側縁の上方2/3(背面)小円筋(起始)
外側縁の下部~下角(背面)大円筋(起始)

図が前面か背面かをまず見分けることが第一歩です。烏口突起と肩甲下窩が見えたら前面、肩甲棘と棘上窩・棘下窩が見えたら背面と判断します。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「解剖学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第44回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)