PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第29問

生理学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第29問(生理学)の正答は 2・4 です。血液凝固因子はローマ数字で第I〜XIII因子まであり、フィブリノゲンが第I因子、プロトロンビン(活性型がトロンビン)が第II因子です。

問題
血液凝固因子はどれか。2つ選べ。
  1. 1. アルブミン
  2. 2. トロンビン
  3. 3. ヘモグロビン
  4. 4. フィブリノゲン
  5. 5. エリスロポエチン

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2・4番 — トロンビン/フィブリノゲン

血液凝固因子はローマ数字で第I〜XIII因子まであり、フィブリノゲンが第I因子、プロトロンビン(活性型がトロンビン)が第II因子です。凝固の最終段階でトロンビンがフィブリノゲンをフィブリンに変え、血餅をつくります。


【各選択肢の解説】

1. アルブミン
❌ 誤り。血漿タンパクの約60%を占め、膠質浸透圧の維持と各種物質の運搬を担います。凝固因子ではありません。低下すると浮腫が生じます。
2. トロンビン
✅ 正しい。第II因子プロトロンビンの活性型で、フィブリノゲンをフィブリンに転換します。
3. ヘモグロビン
❌ 誤り。赤血球内の酸素運搬タンパクです。凝固には関与しません。
4. フィブリノゲン
✅ 正しい。第I因子で、肝臓で産生されます。肝硬変では低下し出血傾向を招きます。
5. エリスロポエチン
❌ 誤り。腎臓から分泌される造血ホルモンで、赤血球産生を促進します。腎不全で低下し腎性貧血になります。

【試験対策ポイント】

凝固因子はほぼ肝臓で産生され、第II・VII・IX・X因子はビタミンK依存性(「肉・納豆」の語呂=2・7・9・10)。ワルファリンはこの経路を阻害するため、ビタミンKを多く含む納豆・青汁は禁忌です。

検査値の使い分け:PT(プロトロンビン時間)=外因系・ワルファリンの管理、APTT=内因系・ヘパリンの管理。血小板は「凝固因子」ではなく一次止血(血小板血栓)を担う細胞成分である点も区別しておきましょう。

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