PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第71問

整形外科学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第71問(整形外科学)の正答は 5 です。アメリカリウマチ協会(ACR)1987年改訂の関節リウマチ分類基準は7項目からなり、CRPや赤沈といった炎症反応の指標は含まれていません。

問題
関節リウマチの診断基準(アメリカリウマチ協会1987年改訂)に含まれない項目はどれか。
  1. 1. 朝のこわばり
  2. 2. 対称性の関節炎
  3. 3. リウマトイド結節
  4. 4. 血清リウマトイド因子
  5. 5. CRP ✓

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — CRP

アメリカリウマチ協会(ACR)1987年改訂の関節リウマチ分類基準は7項目からなり、CRPや赤沈といった炎症反応の指標は含まれていません。7項目中4項目以上を満たすと関節リウマチと分類します。


【各選択肢の解説】

1. 朝のこわばり
✅ 含まれる。関節およびその周囲のこわばりが最大改善するまでに1時間以上持続し、6週間以上続くことが条件です。
2. 対称性の関節炎
✅ 含まれる。左右同じ関節領域が同時に侵されることが特徴で、6週間以上持続していることが条件です。
3. リウマトイド結節
✅ 含まれる。肘頭部など骨突出部・伸側面に生じる皮下結節です。
4. 血清リウマトイド因子
✅ 含まれる。健常対照の5%未満しか陽性とならない方法で陽性であることが条件です。
5. CRP
❌ 含まれない。炎症の活動性評価には有用ですが、1987年改訂基準の項目には入っていません。

【試験対策ポイント】

1987年改訂ACR基準の7項目は、①朝のこわばり(1時間以上)②3領域以上の関節腫脹③手関節・MCP・PIP関節の腫脹④対称性関節腫脹⑤リウマトイド結節⑥リウマトイド因子陽性⑦手・手指エックス線での骨びらんや傍関節性骨萎縮で、①〜④は6週間以上の持続が必要です。4項目以上で診断します。なお2010年のACR/EULAR分類基準では、罹患関節数・血清学的検査(RF、抗CCP抗体)・急性期反応物質(CRP、赤沈)・症状の持続期間の4項目をスコア化し6点以上で分類するため、こちらではCRPが含まれます。「どちらの基準を問われているか」で答えが変わる点に注意しましょう。

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