PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第49回 理学療法士国家試験 午前 第2問

理学療法評価学第49回午前

第49回 理学療法士国家試験 午前 第2問(理学療法評価学)の正答は 2・3 です。三角筋後部線維の主作用は肩甲上腕関節の水平外転です。

問題
Danielsらの徒手筋力テストで三角筋後部線維のテストとして正しいのはどれか。2つ選べ。
第49回午前第2問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:2・3番

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解説
■ 正答:2・3番

三角筋後部線維の主作用は肩甲上腕関節の水平外転です。図2は腹臥位で肩90°外転位のまま上肢を台の端から下垂させ、上方(水平外転方向)へ動かす段階3〜5のテスト、図3は座位で上肢を台の上に乗せ、重力の影響を除いた水平面で水平外転させる段階2のテストで、いずれも三角筋後部線維のテストです。


【各選択肢の解説】

1. 図1
❌ 誤り。腹臥位で上肢を約145°外転位(頭側方向)に置き、上腕を天井方向へ持ち上げる図で、僧帽筋下部線維(肩甲骨の下制・内転)のテストである。
2. 図2
✅ 正しい。腹臥位・肩90°外転位で前腕を台の端から垂らし、上方へ持ち上げる=重力に抗した水平外転で、三角筋後部線維のテスト(段階3以上)。
3. 図3
✅ 正しい。座位で上肢を台上に支持し、水平面内で水平外転させる重力除去位のテストで、三角筋後部線維の段階2に相当する。
4. 図4
❌ 誤り。上肢を体側に下ろした位置から後方(上方)へ動かしており、肩関節伸展のテスト。主動作筋は広背筋・大円筋で、三角筋後部線維単独のテストではない。
5. 図5
❌ 誤り。腹臥位で肩90°外転・肘90°屈曲位とし、前腕を天井方向へ挙げる肩関節外旋のテストで、棘下筋・小円筋をみている。

【試験対策ポイント】

三角筋は線維ごとに作用が違い、MMTの肢位もそれぞれ違います。

  • 前部線維:肩屈曲(+水平内転)→ 座位で前方挙上
  • 中部線維:肩外転 → 座位で側方挙上
  • 後部線維:水平外転(+伸展・外旋)→ 腹臥位・肩90°外転位で上方へ
重力除去位(段階2)は「運動面を水平にする」のが原則。水平外転はもともと水平面の運動なので、段階2は座位で台に腕を乗せて滑らせる形になります。腹臥位の図が並んだら、①上肢が頭側なら僧帽筋下部、②肩90°外転で肘伸展なら水平外転(三角筋後部)、③肩90°外転で肘90°屈曲なら外旋(棘下筋・小円筋)、④上肢が体側なら伸展(広背筋・大円筋)と切り分けてください。

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