PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第28問

運動療法第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第28問(運動療法)の正答は 5 です。Klapp(クラップ)体操は四つ這い位で脊柱を側屈・回旋させ、弯曲を矯正する側弯症の運動療法です。

問題
疾患と治療体操との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1. 慢性閉塞性動脈疾患 ―― Buerger-Allen体操
  2. 2. 脊椎圧迫骨折 ―― Böhler体操
  3. 3. 肩関節周囲炎 ―― Codman体操
  4. 4. 運動失調症 ―― Frenkel体操
  5. 5. 腰痛症 ―― Klapp体操

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 腰痛症 ―― Klapp体操

Klapp(クラップ)体操は四つ這い位で脊柱を側屈・回旋させ、弯曲を矯正する側弯症の運動療法です。腰痛症に用いるのは腹筋・殿筋を強化して骨盤後傾を促すWilliams体操や、伸展運動主体のMcKenzie法であり、この組合せは誤りです。


【各選択肢の解説】

1. 慢性閉塞性動脈疾患 ―― Buerger-Allen体操
✅ 正しい。下肢の挙上→下垂→水平位を反復し、末梢循環と側副血行の発達を促す体操。閉塞性動脈硬化症・Buerger病に用いる。
2. 脊椎圧迫骨折 ―― Böhler体操
✅ 正しい。腹臥位などで背筋(脊柱起立筋)を強化し脊柱の伸展位を保つ体操。圧迫骨折後に屈曲運動は禁忌。
3. 肩関節周囲炎 ―― Codman体操
✅ 正しい。体幹を前傾して上肢を振り子様に振る自動介助運動。疼痛を誘発しにくく、拘縮予防に用いる。
4. 運動失調症 ―― Frenkel体操
✅ 正しい。視覚による代償を用いて運動を反復し、協調性を高める。脊髄癆に始まり運動失調全般に応用される。
5. 腰痛症 ―― Klapp体操
❌ 誤り(設問の「誤っているもの」=正答)。Klapp体操の適応は側弯症。

【試験対策ポイント】

人名のついた体操は組合せで丸暗記する。

体操名適応疾患・目的
Buerger-Allen閉塞性動脈疾患(末梢循環改善)
Böhler脊椎圧迫骨折(背筋強化・伸展)
Codman肩関節周囲炎(振り子運動)
Frenkel運動失調(協調性訓練)
Klapp側弯症(四つ這いでの矯正)
Williams(屈曲)/McKenzie(伸展)腰痛症
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