PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午後 第19問

理学療法評価学第45回午後

第45回 理学療法士国家試験 午後 第19問(理学療法評価学)の正答は 2 です。FIM(機能的自立度評価法)の「階段」は、12〜14段の階段の昇降を評価します。

問題
85歳の男性。ADLは「手すりを使えば1階から2階までの上りは自立しており、下りる際には恐怖心のために見守りが必要」であった。階段昇降のFIMの得点はどれか。
  1. 1. 6点
  2. 2. 5点
  3. 3. 4点
  4. 4. 3点
  5. 5. 2点

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 5点

FIM(機能的自立度評価法)の「階段」は、12〜14段の階段の昇降を評価します。本例は手すりを使えば上りは自立していますが、下りでは恐怖心のため見守り(監視)が必要です。介助者が手を貸していなくても、そばで見守る必要がある時点で自立とは判定できず、5点(監視・準備)となります。


【各選択肢の解説】

1. 6点
❌ 誤り。6点は「修正自立」で、補助具(手すりなど)の使用、時間がかかる、安全性への配慮を要するが人の関与が一切不要な場合です。見守りが必要な本例は該当しません。
2. 5点
✅ 正しい。介助者が身体に触れないが、監視・指示・促し・準備を要する場合が5点です。恐怖心のための見守りはまさにこの状態に当たります。
3. 4点
❌ 誤り。4点は最小介助で、身体に触れる介助はあるが患者が75%以上を自分で行う場合です。本例は身体的な介助を受けていません。
4. 3点
❌ 誤り。3点は中等度介助で、患者が50%以上75%未満を行う場合です。
5. 2点
❌ 誤り。2点は最大介助で、患者が25%以上50%未満しか行えない場合です。本例の状態とは大きく異なります。

【試験対策ポイント】

FIMの採点は「介助者が必要か」「患者が何%行うか」で機械的に決まります。

点数区分内容
7点完全自立補助具なし、時間内、安全に実施
6点修正自立補助具使用・時間がかかる・安全性への配慮が必要
5点監視・準備見守り・指示・促し・準備のみ(身体接触なし)
4点最小介助患者が75%以上を実施
3点中等度介助患者が50%以上75%未満を実施
2点最大介助患者が25%以上50%未満を実施
1点全介助患者が25%未満、または2人以上の介助

6点と5点の境目は「人が関わるかどうか」です。手すりを使うだけなら6点、見守りが加われば5点。FIMは運動13項目+認知5項目の計18項目、各1〜7点で18〜126点という基本情報も必ず押さえます。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「理学療法学(評価・治療)」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第45回 全問一覧

▶ 理学療法評価学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)