PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午後 第46問

理学療法評価学第45回午後

第45回 理学療法士国家試験 午後 第46問(理学療法評価学)の正答は 4 です。老研式活動能力指標(TMIG指標)は「はい/いいえ」の2件法で13項目を評価し、各1点で13点満点とする尺度です。

問題
老研式活動能力指標で誤っているのはどれか。
  1. 1. 地域で独立して生活が可能かを評価の目的とする。
  2. 2. 金銭管理に関する評価が含まれる。
  3. 3. 自己記入あるいは面接で聴取する。
  4. 4. 自立度を3段階で評価する。
  5. 5. 評価項目は13項目である。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 自立度を3段階で評価する。

老研式活動能力指標(TMIG指標)は「はい/いいえ」の2件法で13項目を評価し、各1点で13点満点とする尺度です。3段階評価ではないため、設問の「誤っているのはどれか」に該当します。


【各選択肢の解説】

1. 地域で独立して生活が可能かを評価の目的とする。
✅ 正しい。基本的ADLより高次の生活機能(手段的自立・知的能動性・社会的役割)を測り、地域での自立生活能力を評価する尺度です。
2. 金銭管理に関する評価が含まれる。
✅ 正しい。手段的自立の下位項目に「請求書の支払い」「預貯金の出し入れ」が含まれています。
3. 自己記入あるいは面接で聴取する。
✅ 正しい。本人による自己記入でも、面接による聴取でも実施できる簡便な質問紙です。
4. 自立度を3段階で評価する。
❌ 誤り。各項目は「はい(1点)」「いいえ(0点)」の2段階で評価し、合計13点満点です。
5. 評価項目は13項目である。
✅ 正しい。手段的自立5項目、知的能動性4項目、社会的役割4項目の計13項目で構成されます。

【試験対策ポイント】

老研式活動能力指標は3つの下位尺度からなる。手段的自立5項目(公共交通機関での外出、日用品の買物、食事の用意、請求書の支払い、預貯金の出し入れ)、知的能動性4項目(書類を書く、新聞・本を読む、健康記事に関心をもつなど)、社会的役割4項目(友人宅の訪問、家族や友人の相談にのる、病人の見舞い、若い人に話しかける)である。

13項目・2件法・13点満点の3点セットで出題される。Barthel Index(基本的ADL・100点)やFIM(126点・7段階評価)と混同しないこと。老研式が測るのはIADLを含むより高次の生活機能であり、地域在住高齢者の生活機能低下や要介護化の予測に用いられる。

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