第46回 理学療法士国家試験 午前 第19問
理学療法評価学第46回午前
第46回 理学療法士国家試験 午前 第19問(理学療法評価学)の正答は 4 です。特異度は「実際に疾患(本問では転倒経験)がない人のうち、検査が陰性となった人の割合」である。
問題
100人の高齢者に対して、バランス検査を行った結果と実際の転倒経験との関係を四分表に示す。
このバランス検査の特異度で正しいのはどれか。
- 1. 0.2
- 2. 0.4
- 3. 0.5
- 4. 0.6 ✓
- 5. 0.8
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 0.6
特異度は「実際に疾患(本問では転倒経験)がない人のうち、検査が陰性となった人の割合」である。表より転倒経験なしは20+30=50人、そのうち検査陰性は30人であるから、30÷50=0.6となる。
【各選択肢の解説】
1. 0.2
❌ 誤り。この表から計算される主要な指標に0.2に該当するものはない。
❌ 誤り。この表から計算される主要な指標に0.2に該当するものはない。
2. 0.4
❌ 誤り。0.4は偽陽性率(1−特異度)=20÷50である。特異度そのものではない。
❌ 誤り。0.4は偽陽性率(1−特異度)=20÷50である。特異度そのものではない。
3. 0.5
❌ 誤り。転倒経験がある人50人÷全体100人=0.5で、これは有病率(転倒経験の割合)にあたる。
❌ 誤り。転倒経験がある人50人÷全体100人=0.5で、これは有病率(転倒経験の割合)にあたる。
4. 0.6
✅ 正しい。特異度=真陰性÷(真陰性+偽陽性)=30÷(30+20)=0.6。
✅ 正しい。特異度=真陰性÷(真陰性+偽陽性)=30÷(30+20)=0.6。
5. 0.8
❌ 誤り。0.8は感度=真陽性÷(真陽性+偽陰性)=40÷(40+10)である。感度と特異度を取り違えさせる定番の誤答肢。
❌ 誤り。0.8は感度=真陽性÷(真陽性+偽陰性)=40÷(40+10)である。感度と特異度を取り違えさせる定番の誤答肢。
【試験対策ポイント】
| 指標 | 計算式 | 本問での値 |
|---|---|---|
| 感度 | 真陽性÷(真陽性+偽陰性) | 40÷50=0.8 |
| 特異度 | 真陰性÷(真陰性+偽陽性) | 30÷50=0.6 |
| 陽性的中率 | 真陽性÷検査陽性者 | 40÷60≒0.67 |
| 陰性的中率 | 真陰性÷検査陰性者 | 30÷40=0.75 |
・感度・特異度は「縦(疾患の有無の列)」で計算し、的中率は「横(検査結果の行)」で計算する、と方向で覚える。
・感度が高い検査は陰性のとき除外に有用(SnNout)、特異度が高い検査は陽性のとき確定に有用(SpPin)。
・感度と特異度はトレードオフの関係にあり、カットオフ値を動かすと一方が上がれば他方は下がる。総合的な精度はROC曲線下面積(AUC)で比較する。
・的中率は有病率の影響を受けるが、感度・特異度は受けない。
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