第46回 理学療法士国家試験 午前 第22問
理学療法評価学第46回午前
第46回 理学療法士国家試験 午前 第22問(理学療法評価学)の正答は 2 です。頸部側屈の測定では、基本軸が第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線、移動軸が頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線である。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で第7頸椎棘突起が移動軸に含まれるのはどれか。
- 1. 頸部屈曲
- 2. 頸部側屈 ✓
- 3. 肩甲帯挙上
- 4. 胸腰部側屈
- 5. 胸腰部屈曲
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 頸部側屈
頸部側屈の測定では、基本軸が第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線、移動軸が頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線である。選択肢のなかで移動軸に第7頸椎棘突起が含まれるのは頸部側屈だけである。
【各選択肢の解説】
1. 頸部屈曲
❌ 誤り。基本軸は肩峰を通る床への垂直線、移動軸は外耳孔と頭頂を結ぶ線である。第7頸椎棘突起は用いない。
❌ 誤り。基本軸は肩峰を通る床への垂直線、移動軸は外耳孔と頭頂を結ぶ線である。第7頸椎棘突起は用いない。
2. 頸部側屈
✅ 正しい。移動軸は頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線であり、第7頸椎棘突起が含まれる(基本軸にも含まれる)。
✅ 正しい。移動軸は頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線であり、第7頸椎棘突起が含まれる(基本軸にも含まれる)。
3. 肩甲帯挙上
❌ 誤り。基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線である。第7頸椎棘突起は使わない。
❌ 誤り。基本軸は両側の肩峰を結ぶ線、移動軸は肩峰と胸骨上縁を結ぶ線である。第7頸椎棘突起は使わない。
4. 胸腰部側屈
❌ 誤り。基本軸は両側の上後腸骨棘の中点を通る垂直線、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である。用いるのはT1とL5である。
❌ 誤り。基本軸は両側の上後腸骨棘の中点を通る垂直線、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である。用いるのはT1とL5である。
5. 胸腰部屈曲
❌ 誤り。基本軸は仙骨後面、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である。ここでもT1とL5を用いる。
❌ 誤り。基本軸は仙骨後面、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線である。ここでもT1とL5を用いる。
【試験対策ポイント】
| 運動 | 基本軸 | 移動軸 |
|---|---|---|
| 頸部屈曲・伸展 | 肩峰を通る床への垂直線 | 外耳孔と頭頂を結ぶ線 |
| 頸部回旋 | 両側の肩峰を結ぶ線への垂直線 | 鼻梁と後頭結節を結ぶ線 |
| 頸部側屈 | 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線 | 頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線 |
| 胸腰部屈曲・伸展 | 仙骨後面 | 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線 |
| 胸腰部側屈 | 両側の上後腸骨棘の中点を通る垂直線 | 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線 |
| 胸腰部回旋 | 両側の上後腸骨棘を結ぶ線 | 両側の肩峰を結ぶ線 |
・体幹の測定で登場する骨指標は C7・S1・T1・L5・上後腸骨棘(PSIS)・肩峰。どの運動でどれを使うかを表で丸ごと覚える。
・「頸部側屈=C7が主役、胸腰部=T1とL5が主役」と押さえると混同しにくい。
・頸部屈曲・伸展だけは棘突起を使わず、外耳孔・頭頂という頭部の指標を用いる点が例外。
・参考可動域:頸部屈曲60°・伸展50°・側屈各50°・回旋各60°、胸腰部屈曲45°・伸展30°・側屈各50°・回旋各40°。
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