第46回 理学療法士国家試験 午前 第24問
運動学第46回午前
第46回 理学療法士国家試験 午前 第24問(運動学)の正答は 5 です。等速性収縮は関節運動の角速度を一定に保ちながら行う収縮であり、速度を制御する専用の等速性運動機器を用いなければ実現できない。
問題
日常の動作では生じにくい筋収縮はどれか。
- 1. 同時収縮
- 2. 静止性収縮
- 3. 求心性収縮
- 4. 遠心性収縮
- 5. 等速性収縮 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 等速性収縮
等速性収縮は関節運動の角速度を一定に保ちながら行う収縮であり、速度を制御する専用の等速性運動機器を用いなければ実現できない。日常の動作では運動の速度が絶えず変化するため、等速性収縮はほとんど生じない。
【各選択肢の解説】
1. 同時収縮
❌ 誤り。主動筋と拮抗筋が同時に収縮して関節を固める現象で、立位保持や物を持つ場面など日常的に絶えず起きている。
❌ 誤り。主動筋と拮抗筋が同時に収縮して関節を固める現象で、立位保持や物を持つ場面など日常的に絶えず起きている。
2. 静止性収縮
❌ 誤り。等尺性収縮のことで、筋の長さを変えずに張力を発揮する。姿勢保持や物を持ち続ける動作で日常的に生じている。
❌ 誤り。等尺性収縮のことで、筋の長さを変えずに張力を発揮する。姿勢保持や物を持ち続ける動作で日常的に生じている。
3. 求心性収縮
❌ 誤り。筋が短縮しながら張力を発揮する収縮で、階段を昇る・立ち上がる・物を持ち上げるなど日常動作の基本である。
❌ 誤り。筋が短縮しながら張力を発揮する収縮で、階段を昇る・立ち上がる・物を持ち上げるなど日常動作の基本である。
4. 遠心性収縮
❌ 誤り。筋が伸長されながら張力を発揮する収縮で、階段を降りる・ゆっくり座る・物を下ろすときにブレーキとして働く。日常的に頻繁に生じる。
❌ 誤り。筋が伸長されながら張力を発揮する収縮で、階段を降りる・ゆっくり座る・物を下ろすときにブレーキとして働く。日常的に頻繁に生じる。
5. 等速性収縮
✅ 正しい(これが正答)。一定の角速度を保つには外部機器による速度制御が必要であり、日常動作では生じにくい。
✅ 正しい(これが正答)。一定の角速度を保つには外部機器による速度制御が必要であり、日常動作では生じにくい。
【試験対策ポイント】
| 収縮様式 | 筋の長さ | 特徴 |
|---|---|---|
| 等尺性(静止性)収縮 | 変わらない | 関節運動を伴わない。姿勢保持・固定に働く。血圧上昇に注意 |
| 等張性収縮(求心性) | 短縮する | 物を持ち上げる、立ち上がる、階段を昇る |
| 等張性収縮(遠心性) | 伸長される | 階段を降りる、座る。最も大きな張力を発揮でき、筋肉痛を起こしやすい |
| 等速性収縮 | 変化するが角速度は一定 | 専用機器が必要。全可動域で最大負荷をかけられる |
・発揮できる筋張力の大きさ:遠心性>等尺性>求心性。
・等尺性収縮は努責を伴いやすくValsalva効果で血圧が上昇するため、高血圧・心疾患のある患者では注意する。
・遅発性筋痛(DOMS)は遠心性収縮で起こりやすい。
・等速性運動機器(アイソキネティック)は角速度を変えて筋力・筋パワーを定量評価でき、術後の患健比の判定にも用いられる。
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