第46回 理学療法士国家試験 午前 第32問
整形外科学第46回午前
第46回 理学療法士国家試験 午前 第32問(整形外科学)の正答は 3 です。股関節後方脱臼では、後方へ逸脱した大腿骨頭が背側を走る坐骨神経を直接圧迫・牽引するため、坐骨神経麻痺(特に総腓骨神経成分)を合併しやすくなります。
問題
外傷と合併しやすい神経麻痺との組合せで正しいのはどれか。
- 1. 上腕骨骨幹部骨折 ―― 腋窩神経麻痺
- 2. 尺骨骨折 ―― 正中神経麻痺
- 3. 股関節後方脱臼 ―― 坐骨神経麻痺 ✓
- 4. 大腿骨顆部骨折 ―― 大腿神経麻痺
- 5. 脛骨骨幹部骨折 ―― 脛骨神経麻痺
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — 股関節後方脱臼 ―― 坐骨神経麻痺
股関節後方脱臼では、後方へ逸脱した大腿骨頭が背側を走る坐骨神経を直接圧迫・牽引するため、坐骨神経麻痺(特に総腓骨神経成分)を合併しやすくなります。下垂足や下腿外側〜足背の感覚障害が出現するため、整復前後の神経学的評価が必須です。
【各選択肢の解説】
1. 上腕骨骨幹部骨折 ―― 腋窩神経麻痺
❌ 誤り。上腕骨骨幹部(中央〜遠位1/3)では橈骨神経溝を走る橈骨神経が損傷され、下垂手をきたします。腋窩神経麻痺は上腕骨外科頸骨折や肩関節前方脱臼で生じます。
❌ 誤り。上腕骨骨幹部(中央〜遠位1/3)では橈骨神経溝を走る橈骨神経が損傷され、下垂手をきたします。腋窩神経麻痺は上腕骨外科頸骨折や肩関節前方脱臼で生じます。
2. 尺骨骨折 ―― 正中神経麻痺
❌ 誤り。尺骨骨幹部骨折に橈骨頭脱臼を伴うMonteggia骨折では、後骨間神経(橈骨神経深枝)麻痺が問題になります。正中神経麻痺は上腕骨顆上骨折や月状骨脱臼が代表です。
❌ 誤り。尺骨骨幹部骨折に橈骨頭脱臼を伴うMonteggia骨折では、後骨間神経(橈骨神経深枝)麻痺が問題になります。正中神経麻痺は上腕骨顆上骨折や月状骨脱臼が代表です。
3. 股関節後方脱臼 ―― 坐骨神経麻痺
✅ 正しい。ダッシュボード損傷(膝を屈曲した状態で前方から衝撃)で起こりやすく、患肢は屈曲・内転・内旋位をとります。
✅ 正しい。ダッシュボード損傷(膝を屈曲した状態で前方から衝撃)で起こりやすく、患肢は屈曲・内転・内旋位をとります。
4. 大腿骨顆部骨折 ―― 大腿神経麻痺
❌ 誤り。大腿骨遠位(顆部)骨折で問題になるのは膝窩部を走る膝窩動脈・脛骨神経・総腓骨神経の損傷です。大腿神経は鼠径部から大腿前面を走るため合併しにくい部位です。
❌ 誤り。大腿骨遠位(顆部)骨折で問題になるのは膝窩部を走る膝窩動脈・脛骨神経・総腓骨神経の損傷です。大腿神経は鼠径部から大腿前面を走るため合併しにくい部位です。
5. 脛骨骨幹部骨折 ―― 脛骨神経麻痺
❌ 誤り。下腿近位部の骨折では、腓骨頸部を巻くように走る総腓骨神経が損傷されやすく、下垂足をきたします。脛骨神経は深部(後面)を走り比較的保護されています。
❌ 誤り。下腿近位部の骨折では、腓骨頸部を巻くように走る総腓骨神経が損傷されやすく、下垂足をきたします。脛骨神経は深部(後面)を走り比較的保護されています。
【試験対策ポイント】
外傷と神経麻痺の組合せは毎年のように出題されます。
| 外傷 | 合併しやすい神経麻痺 |
|---|---|
| 上腕骨外科頸骨折・肩関節前方脱臼 | 腋窩神経 |
| 上腕骨骨幹部骨折 | 橈骨神経(下垂手) |
| 上腕骨顆上骨折 | 正中神経・前骨間神経 |
| Monteggia骨折 | 後骨間神経 |
| 股関節後方脱臼 | 坐骨神経(腓骨神経成分) |
| 腓骨頸部・下腿近位骨折 | 総腓骨神経(下垂足) |
股関節後方脱臼・人工股関節置換術(後方進入)後の脱臼肢位=屈曲・内転・内旋もセットで頻出です。低い椅子・和式トイレ・足を組む動作・靴下を履く動作を禁止と指導します。
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「整形外科学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)