PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午前 第41問

理学療法評価学第46回午前

第46回 理学療法士国家試験 午前 第41問(理学療法評価学)の正答は 4 です。FIMの得点は「その動作のうち患者自身がどれだけ行っているか」で決まります。

問題
浴槽移乗において「浴槽をまたぐ際、両足の出し入れを介助してもらう」必要がある場合、FIMの得点はどれか。
  1. 1. 6点
  2. 2. 5点
  3. 3. 4点
  4. 4. 3点
  5. 5. 2点

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 3点

FIMの得点は「その動作のうち患者自身がどれだけ行っているか」で決まります。浴槽移乗は浴槽に近づく・座る(立つ)・浴槽をまたぐという一連の動作から成り、そのなかで両足の出し入れという主要部分を介助してもらうのですから、患者自身の遂行はおおむね50〜74%となり、中等度介助=3点に該当します。


【各選択肢の解説】

1. 6点
❌ 誤り。6点は修正自立で、手すり・シャワーチェアなどの補助具使用、通常より時間がかかる、安全性の配慮を要するが、人の手は借りない場合です。
2. 5点
❌ 誤り。5点は監視・準備で、そばで見守る・指示や励ましを与える・用具を準備するのみで、身体には触れません
3. 4点
❌ 誤り。4点は最小介助で、身体に触れるものの患者が75%以上を自分で行う場合です(またぐ際に手を添えて支える程度)。
4. 3点
✅ 正しい。中等度介助(患者の遂行50〜74%)に相当します。両下肢の出し入れを介助してもらうケースがこれにあたります。
5. 2点
❌ 誤り。2点は最大介助で、患者の遂行が25〜49%の場合です。体幹の支持や引き上げまで大きく介助を要する状態を指します。

【試験対策ポイント】

FIMの7段階は数値で覚えます。7=完全自立/6=修正自立(補助具・時間延長・安全性配慮)/5=監視・準備(触れない)/4=最小介助(患者75%以上)/3=中等度介助(50〜74%)/2=最大介助(25〜49%)/1=全介助(25%未満)5点と4点の境界は「手を触れるかどうか」、それ以下は「患者が何%行うか」で決まる、という二段構えが解答のコツです。FIMは運動13項目+認知5項目の計18項目、18〜126点。「している ADL(実行状況)」を評価する点が、「できるADL(能力)」をみるBarthel Indexとの違いです。

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