第46回 理学療法士国家試験 午後 第15問
義肢装具学第46回午後
第46回 理学療法士国家試験 午後 第15問(義肢装具学)の正答は 5 です。写真の車椅子では、大車輪(後輪)の前下方のフレームに複数のリンクとピンで構成されたレバー式の車輪止めが取り付けられています。
問題
車椅子の写真(別冊No.3)を別に示す。使われている部品はどれか。
- 1. リクライニング式バックサポート
- 2. 開き式フット・レッグサポート
- 3. デスク型アームレスト
- 4. ノブ付きハンドリム
- 5. トグル式ブレーキ ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — トグル式ブレーキ
写真の車椅子では、大車輪(後輪)の前下方のフレームに複数のリンクとピンで構成されたレバー式の車輪止めが取り付けられています。レバーを倒すとリンクが伸び切って支点が固定され、小さな力でブレーキシューがタイヤを強く押さえるトグル式ブレーキです。
【各選択肢の解説】
1. リクライニング式バックサポート
❌ 誤り。背もたれは標準の折りたたみ式で高さも低く、角度を倒すための調整レバー・延長支柱・ヘッドサポートといったリクライニング機構が付いていない。
❌ 誤り。背もたれは標準の折りたたみ式で高さも低く、角度を倒すための調整レバー・延長支柱・ヘッドサポートといったリクライニング機構が付いていない。
2. 開き式フット・レッグサポート
❌ 誤り。レッグサポートは前輪支柱と一体の固定式で、外側へスイングアウトさせる継手や着脱レバーがない。フットプレートは跳ね上げ式のみ。
❌ 誤り。レッグサポートは前輪支柱と一体の固定式で、外側へスイングアウトさせる継手や着脱レバーがない。フットプレートは跳ね上げ式のみ。
3. デスク型アームレスト
❌ 誤り。アームレストは前後とも同じ高さのパッドを持つサイドガード付きの標準型。デスク型は机に近づけるよう前方部分が低く切り欠かれている形状で、本写真とは異なる。
❌ 誤り。アームレストは前後とも同じ高さのパッドを持つサイドガード付きの標準型。デスク型は机に近づけるよう前方部分が低く切り欠かれている形状で、本写真とは異なる。
4. ノブ付きハンドリム
❌ 誤り。ハンドリムは表面が平滑な標準型で、握力の弱い頸髄損傷者などが用いる突起(ノブ)は付いていない。
❌ 誤り。ハンドリムは表面が平滑な標準型で、握力の弱い頸髄損傷者などが用いる突起(ノブ)は付いていない。
5. トグル式ブレーキ
✅ 正しい。後輪前下部にリンク機構を備えたレバー式の車輪止めが確認でき、これがトグル式ブレーキ。写真にはこれとは別に介助者用のハンドブレーキも装備されている。
✅ 正しい。後輪前下部にリンク機構を備えたレバー式の車輪止めが確認でき、これがトグル式ブレーキ。写真にはこれとは別に介助者用のハンドブレーキも装備されている。
【試験対策ポイント】
車椅子のブレーキは、トグル式(レバー式)=リンクでタイヤを押さえる最も一般的な形式、レバー延長式=レバーを長くして小さい力で操作できる(片麻痺・筋力低下者向け)、タックル式=レバーを引いて作動、のほか介助者用ハンドブレーキがある。
部品と適応の対応も頻出。
| 部品 | 主な適応 |
|---|---|
| リクライニング式・ティルト式バックサポート | 座位保持困難・起立性低血圧・褥瘡予防 |
| 開き式(スイングアウト)レッグサポート | 移乗動作の自立、下肢の出し入れが必要な人 |
| デスク型アームレスト | 机上での作業・食事を行う人 |
| ノブ付きハンドリム | 頸髄損傷など握力が弱い人 |
| 片手駆動(ダブルハンドリム) | 片麻痺で健側上肢のみ使える人 |
| 座面(シート)幅の調整 | 殿部幅+左右各2cmが目安 |
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