PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第23問

運動学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第23問(運動学)の正答は 4 です。運動の自由度とは、その関節(連鎖)が独立して動くことのできる軸の数です。

問題
肩関節から手関節までの運動自由度はどれか。
  1. 1. 3度
  2. 2. 4度
  3. 3. 5度
  4. 4. 7度
  5. 5. 11度

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 7度

運動の自由度とは、その関節(連鎖)が独立して動くことのできる軸の数です。肩関節から手関節までを数えると、肩関節(球関節)が屈曲伸展・外転内転・内外旋の3、肘関節(腕尺関節:蝶番関節)の屈曲伸展が1、前腕(上橈尺関節・下橈尺関節)の回内外が1、手関節が掌屈背屈・橈屈尺屈の2で、合計7自由度となります。


【各選択肢の解説】

1. 3度
❌ 誤り。3自由度は球関節である肩関節単独の値。
2. 4度
❌ 誤り。肩関節3+肘関節1で4となるが、前腕の回内外と手関節が抜けている。
3. 5度
❌ 誤り。肩関節3+肘関節1+前腕回内外1で5。手関節の2自由度が抜けている。
4. 7度
✅ 正しい。3(肩関節)+1(肘関節)+1(前腕回内外)+2(手関節)=7。
5. 11度
❌ 誤り。肩甲帯(胸鎖関節・肩甲胸郭関節)や手指の関節まで含めなければこの数にはならない。設問は肩関節から手関節までに限定している。

【試験対策ポイント】

関節の形状と自由度は必ずセットで覚える。

関節の型自由度代表例
球関節(臼状関節)3肩関節・股関節
楕円関節・顆状関節2橈骨手根関節・中手指節関節
鞍関節2母指の手根中手関節
蝶番関節1腕尺関節・指節間関節
らせん関節1距腿関節
車軸関節1上橈尺関節・正中環軸関節
平面関節すべり運動椎間関節・手根間関節

同じ数え方を下肢で行うと、股関節3+膝関節1+距腿関節1+距骨下関節1=6自由度。上肢のほうが自由度が多く手の位置決めが自由である一方、安定性は低いという対比で理解するとよい。

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