第46回 理学療法士国家試験 午後 第28問
理学療法評価学第46回午後
第46回 理学療法士国家試験 午後 第28問(理学療法評価学)の正答は 5 です。UPDRSはParkinson病を精神機能・日常生活動作・運動能力・治療の合併症の4部構成で総合評価する尺度です。
問題
Parkinson病に対する包括的な評価指標であるUPDRS(Unified Parkinson's Disease Rating Scale)の説明で正しいのはどれか。
- 1. ICFの構成要素に準じている。
- 2. 疲労に関する項目が含まれる。
- 3. 薬物の効果判定には使用しにくい。
- 4. 簡便な指標のため3分以内で判定できる。
- 5. 状態の良い時間帯と悪い時間帯で評価する。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 状態の良い時間帯と悪い時間帯で評価する。
UPDRSはParkinson病を精神機能・日常生活動作・運動能力・治療の合併症の4部構成で総合評価する尺度です。薬効の変動(wearing-off、on-off現象)があるため、日常生活動作の項目はonの時間帯とoffの時間帯の両方で評価します。
【各選択肢の解説】
1. ICFの構成要素に準じている。
❌ 誤り。UPDRSはICFの構成要素(心身機能・身体構造/活動/参加)に準拠して作られた尺度ではありません。
❌ 誤り。UPDRSはICFの構成要素(心身機能・身体構造/活動/参加)に準拠して作られた尺度ではありません。
2. 疲労に関する項目が含まれる。
❌ 誤り。従来のUPDRSに疲労の項目はありません(改訂版のMDS-UPDRSでPartⅠに追加されました)。
❌ 誤り。従来のUPDRSに疲労の項目はありません(改訂版のMDS-UPDRSでPartⅠに追加されました)。
3. 薬物の効果判定には使用しにくい。
❌ 誤り。UPDRSは抗Parkinson病薬や脳深部刺激療法の効果判定に世界的に用いられる標準指標です。
❌ 誤り。UPDRSは抗Parkinson病薬や脳深部刺激療法の効果判定に世界的に用いられる標準指標です。
4. 簡便な指標のため3分以内で判定できる。
❌ 誤り。全4部・40項目以上あり、評価には20〜30分程度を要します。簡便な短時間の検査ではありません。
❌ 誤り。全4部・40項目以上あり、評価には20〜30分程度を要します。簡便な短時間の検査ではありません。
5. 状態の良い時間帯と悪い時間帯で評価する。
✅ 正しい。日常生活動作の項目はon(薬が効いている)とoff(効果が切れている)の両方について聴取し、症状の日内変動を把握します。
✅ 正しい。日常生活動作の項目はon(薬が効いている)とoff(効果が切れている)の両方について聴取し、症状の日内変動を把握します。
【試験対策ポイント】
UPDRSの4部構成を覚えます。PartⅠ:精神機能・行動・気分/PartⅡ:日常生活動作/PartⅢ:運動能力検査/PartⅣ:治療の合併症。PartⅢが最も項目数が多く、振戦・固縮・無動・姿勢反射障害などを0〜4の5段階で採点します。Parkinson病の評価では、重症度分類のHoehn&Yahr(Ⅰ〜Ⅴ度)、ADL評価のSchwab&England(0〜100%)とセットで整理しておきましょう。
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