第46回 理学療法士国家試験 午後 第39問
内部障害理学療法第46回午後
第46回 理学療法士国家試験 午後 第39問(内部障害理学療法)の正答は 5 です。「項目でないもの」を選ぶ問題です。
問題
急性心筋梗塞のためのリハビリテーションプログラムにおいて、厚生省「循環器疾患のリハビリテーションに関する研究」班(平成8年度)に基づいた進行基準の項目でないのはどれか。
- 1. 心拍数
- 2. 自覚症状
- 3. 収縮期血圧
- 4. 心電図ST変化
- 5. 経皮的動脈血酸素飽和度 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 経皮的動脈血酸素飽和度
「項目でないもの」を選ぶ問題です。厚生省研究班(平成8年度)の急性心筋梗塞リハビリテーション進行基準は、自覚症状・心拍数・血圧・心電図変化(ST変化・不整脈)という循環器指標で構成されています。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は含まれません。
【各選択肢の解説】
1. 心拍数
✅ 項目に含まれる。負荷後に心拍数が120/分以上、または安静時より40/分以上増加した場合は次の段階へ進めません。
✅ 項目に含まれる。負荷後に心拍数が120/分以上、または安静時より40/分以上増加した場合は次の段階へ進めません。
2. 自覚症状
✅ 項目に含まれる。胸痛・息切れ・強い疲労感・めまいなどの出現は、中止や段階据え置きの判断材料になります。
✅ 項目に含まれる。胸痛・息切れ・強い疲労感・めまいなどの出現は、中止や段階据え置きの判断材料になります。
3. 収縮期血圧
✅ 項目に含まれる。負荷により収縮期血圧が20mmHg以上低下する場合は心拍出量の低下を意味し、進行できません。
✅ 項目に含まれる。負荷により収縮期血圧が20mmHg以上低下する場合は心拍出量の低下を意味し、進行できません。
4. 心電図ST変化
✅ 項目に含まれる。0.1mV以上のST低下・上昇や新たな重症不整脈の出現は心筋虚血のサインで、進行の可否を左右します。
✅ 項目に含まれる。0.1mV以上のST低下・上昇や新たな重症不整脈の出現は心筋虚血のサインで、進行の可否を左右します。
5. 経皮的動脈血酸素飽和度
❌ 項目に含まれない。SpO2は呼吸器疾患のリハビリテーションで重視される指標(90%未満で運動中止)ですが、この進行基準の判定項目には入っていません。したがってこれが正答です。
❌ 項目に含まれない。SpO2は呼吸器疾患のリハビリテーションで重視される指標(90%未満で運動中止)ですが、この進行基準の判定項目には入っていません。したがってこれが正答です。
【試験対策ポイント】
急性心筋梗塞のリハ進行基準(負荷試験の判定)は、①胸痛などの自覚症状がない ②心拍数が120/分未満かつ安静時+40/分以内 ③収縮期血圧が20mmHg以上低下しない ④虚血性ST変化がない ⑤新たな重症不整脈が出現しないの5点で「合格なら次のステージへ」と進めます。呼吸器リハの中止基準(SpO2 90%未満、呼吸数30/分以上)と混ぜないことが本問の趣旨です。アンダーソン・土肥の基準(安静時心拍120/分以上、収縮期血圧200mmHg以上などで実施しない)も併せて整理しておきましょう。
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