PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第71問

運動学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第71問(運動学)の正答は 2・4 です。上腕筋は上腕骨前面から尺骨粗面に停止し、前腕の肢位(回内・回外)に関係なく働く純粋な肘屈筋です。

問題
肘関節屈曲に作用するのはどれか。 2つ選べ。
  1. 1. 肘筋
  2. 2. 上腕筋
  3. 3. 回外筋
  4. 4. 腕橈骨筋
  5. 5. 上腕三頭筋

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2・4番

上腕筋は上腕骨前面から尺骨粗面に停止し、前腕の肢位(回内・回外)に関係なく働く純粋な肘屈筋です。腕橈骨筋は上腕骨外側顆上稜から橈骨茎状突起に停止し、前腕中間位(半回内位)で最も強く肘を屈曲させます。


【各選択肢の解説】

1. 肘筋
❌ 誤り。上腕骨外側上顆から尺骨肘頭に走る小さな筋で、上腕三頭筋の伸展を補助します。
2. 上腕筋
✅ 正しい。肘関節屈曲の主動作筋で、回内・回外の影響を受けません(筋皮神経支配)。
3. 回外筋
❌ 誤り。橈骨近位部に停止して前腕回外に働く深層筋で、肘屈曲作用はありません。
4. 腕橈骨筋
✅ 正しい。前腕中間位での肘屈曲に強く働きます(橈骨神経支配である点が要注意)。
5. 上腕三頭筋
❌ 誤り。肘関節伸展の主動作筋です。長頭は肩関節伸展にも働きます。

【試験対策ポイント】

最も働く肢位支配神経補足
上腕二頭筋前腕回外位筋皮神経屈曲+強力な回外
上腕筋肢位に依存しない筋皮神経肘屈曲の主動作筋
腕橈骨筋前腕中間位橈骨神経屈筋なのに橈骨神経支配
  • MMT(肘関節屈曲)では前腕回外位=上腕二頭筋中心、中間位=腕橈骨筋中心、回内位=上腕筋中心と、肢位を変えて筋を分けて評価します。
  • 腕橈骨筋が橈骨神経支配であることは、橈骨神経麻痺(下垂手)で中間位の肘屈曲力が低下する理由として問われます。
  • 肘屈曲はC5〜C6髄節が担うため、上腕二頭筋反射=C5〜C6、腕橈骨筋反射=C6の評価に用いられます。
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