第46回 理学療法士国家試験 午後 第99問
神経内科学第46回午後
第46回 理学療法士国家試験 午後 第99問(神経内科学)の正答は 3 です。光刺激(光過敏性)による発作誘発が最も特徴的なのは、若年ミオクロニーてんかんに代表されるミオクロニーてんかんです。
問題
光刺激で発作が誘発されるのはどれか。
- 1. 欠神てんかん
- 2. 側頭葉てんかん
- 3. ミオクロニーてんかん ✓
- 4. West(ウェスト)症候群
- 5. Lennox-Gastaut(レンノックス・ガストー)症候群
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — ミオクロニーてんかん
光刺激(光過敏性)による発作誘発が最も特徴的なのは、若年ミオクロニーてんかんに代表されるミオクロニーてんかんです。脳波検査でも光刺激(間欠的光刺激)により多棘徐波複合が誘発され、テレビやゲーム画面、木漏れ日などが発作の引き金になります。
【各選択肢の解説】
1. 欠神てんかん
❌ 誤り。小児欠神てんかんの発作誘発法は過呼吸(過換気)が代表的で、3Hz棘徐波複合とともに数秒〜十数秒の意識減損が誘発されます。
❌ 誤り。小児欠神てんかんの発作誘発法は過呼吸(過換気)が代表的で、3Hz棘徐波複合とともに数秒〜十数秒の意識減損が誘発されます。
2. 側頭葉てんかん
❌ 誤り。焦点意識減損発作(複雑部分発作)を呈し、自動症や既視感が特徴です。誘発には睡眠賦活や蝶形骨誘導が用いられ、光過敏性は特徴ではありません。
❌ 誤り。焦点意識減損発作(複雑部分発作)を呈し、自動症や既視感が特徴です。誘発には睡眠賦活や蝶形骨誘導が用いられ、光過敏性は特徴ではありません。
3. ミオクロニーてんかん
✅ 正しい。若年ミオクロニーてんかんは思春期に発症し、起床後まもない時間帯の上肢のぴくつき(ミオクローヌス)を主症状とし、光過敏性と睡眠不足・飲酒による誘発が知られています。
✅ 正しい。若年ミオクロニーてんかんは思春期に発症し、起床後まもない時間帯の上肢のぴくつき(ミオクローヌス)を主症状とし、光過敏性と睡眠不足・飲酒による誘発が知られています。
4. West(ウェスト)症候群
❌ 誤り。乳児期(生後3〜11か月)に発症し、シリーズ形成するスパスム(点頭発作)・ヒプスアリスミア・発達停止が三徴です。光刺激で誘発されるものではありません。
❌ 誤り。乳児期(生後3〜11か月)に発症し、シリーズ形成するスパスム(点頭発作)・ヒプスアリスミア・発達停止が三徴です。光刺激で誘発されるものではありません。
5. Lennox-Gastaut(レンノックス・ガストー)症候群
❌ 誤り。幼児期に多く、強直発作・非定型欠神・脱力発作など多彩な発作型と、脳波の遅棘徐波複合、知的障害を伴う難治性てんかんです。
❌ 誤り。幼児期に多く、強直発作・非定型欠神・脱力発作など多彩な発作型と、脳波の遅棘徐波複合、知的障害を伴う難治性てんかんです。
【試験対策ポイント】
脳波の賦活法と誘発される発作の対応を覚えます。過呼吸=欠神てんかん(3Hz棘徐波)/光刺激=ミオクロニーてんかん・全般てんかん/睡眠=側頭葉てんかん・焦点発作。若年ミオクロニーてんかんは薬物への反応は良好ですが再発しやすく、睡眠不足・過度の飲酒・光刺激を避ける生活指導が治療の柱になります。理学療法の現場では、発作時は周囲の危険物を除き、無理に押さえつけず、側臥位にして発作の型と持続時間を観察・記録することが求められます。
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