PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第7問

整形外科学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第7問(整形外科学)の正答は 4・5 です。写真では母趾がMTP関節で第2趾側へ大きく偏位し(外反母趾)、第5趾は反対に内側へ向いています(内反小趾)。

問題
56歳の女性。関節リウマチ。足部の写真(別冊No. 3)を別に示す。この写真にみられる変形はどれか。2つ選べ。
第47回午前第7問 図
  1. 1. スワンネック変形
  2. 2. ボタンホール変形
  3. 3. Z状変形
  4. 4. 内反小趾
  5. 5. 外反母趾

正答:4・5番

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解説
■ 正答:4・5番 — 内反小趾/外反母趾

写真では母趾がMTP関節で第2趾側へ大きく偏位し(外反母趾)、第5趾は反対に内側へ向いています(内反小趾)。第2〜4趾は槌趾状に屈曲して母趾に乗り上げており、前足部が横に広がった開張足を伴う関節リウマチの典型的な前足部変形です。


【各選択肢の解説】

1. スワンネック変形
❌ 誤り。手指のPIP関節過伸展・DIP関節屈曲による変形で、写真の足部にはみられない。
2. ボタンホール変形
❌ 誤り。手指のPIP関節屈曲・DIP関節過伸展による変形(ボタン穴変形)で、写真の足部にはみられない。
3. Z状変形
❌ 誤り。母指(手)のMP関節屈曲・IP関節過伸展によるZ字型の変形で、写真の足部にはみられない。
4. 内反小趾
✅ 正しい。第5趾が内側(母趾側)へ向いており、内反小趾を認める。外反母趾と合わせて前足部が三角形に狭まる。
5. 外反母趾
✅ 正しい。母趾が第1MTP関節で外側(第2趾側)へ大きく偏位し、第2趾の下に潜り込んでいる。

【試験対策ポイント】

関節リウマチの変形は「手」と「足」で名称が分かれます。

部位代表的な変形
手指スワンネック変形、ボタンホール変形、尺側偏位、ムチランス変形
母指Z状変形
足部外反母趾、内反小趾、開張足、槌趾(ハンマートウ)、扁平足

RAの足部では前足部の横アーチが破綻して中足骨頭が足底へ突出し、有痛性の胼胝を生じます。中足骨パッドや足底装具、幅の広い靴による免荷が対応の基本です。

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