PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第23問

理学療法評価学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第23問(理学療法評価学)の正答は 4 です。母指の関節可動域測定で第1中手骨を基本軸とするのは、母指MCP関節の屈曲・伸展です(移動軸は第1基節骨)。

問題
母指の関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で第1中手骨が基本軸であるのはどれか。
  1. 1. 橈側外転
  2. 2. 尺側内転
  3. 3. 掌側外転
  4. 4. 屈曲(MCP関節)
  5. 5. 伸展(IP関節)

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 屈曲(MCP関節)

母指の関節可動域測定で第1中手骨を基本軸とするのは、母指MCP関節の屈曲・伸展です(移動軸は第1基節骨)。橈側外転・尺側内転・掌側外転・掌側内転はいずれも示指(橈骨の延長上)が基本軸、IP関節の屈曲・伸展は第1基節骨が基本軸となります。


【各選択肢の解説】

1. 橈側外転
❌ 誤り。基本軸は示指(橈骨の延長上)、移動軸は母指で、運動面は手掌面である。第1中手骨は基本軸ではない。
2. 尺側内転
❌ 誤り。橈側外転と同様に基本軸は示指(橈骨の延長上)、移動軸は母指である。
3. 掌側外転
❌ 誤り。基本軸は示指(橈骨の延長上)、移動軸は母指で、運動面は手掌面に直角な面である。
4. 屈曲(MCP関節)
✅ 正しい。母指MCP関節の屈曲・伸展は、基本軸が第1中手骨、移動軸が第1基節骨である。参考可動域は屈曲60°、伸展10°。
5. 伸展(IP関節)
❌ 誤り。母指IP関節の屈曲・伸展は、基本軸が第1基節骨、移動軸が第1末節骨である。参考可動域は屈曲80°、伸展10°。

【試験対策ポイント】

母指のROM測定は「外転・内転は示指基準」「屈曲・伸展は1つ近位の骨が基本軸」と覚えます。

運動基本軸移動軸参考可動域
橈側外転・尺側内転示指(橈骨の延長上)母指外転60°/内転0°
掌側外転・掌側内転示指(橈骨の延長上)母指外転90°/内転0°
MCP屈曲・伸展第1中手骨第1基節骨屈曲60°/伸展10°
IP屈曲・伸展第1基節骨第1末節骨屈曲80°/伸展10°

橈側外転・尺側内転は手掌面での運動、掌側外転・掌側内転は手掌面に直角な面での運動、という運動面の違いも合わせて問われます。

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