PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第31問

運動学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第31問(運動学)の正答は 1 です。恒常練習(constant practice)とは、1つの運動課題を毎回同じ条件(同じ速度・距離・重さ)で反復する練習法です。

問題
練習方法の説明で正しいのはどれか。
  1. 1. 1つのスキルを試行間で速度を変えずに練習するのは恒常練習である。
  2. 2. 1つのスキルを様々な速度で練習するのはランダム練習である。
  3. 3. 練習時間を短時間に分けて練習するのは部分練習である。
  4. 4. 1つのスキルを細分化して練習するのは分散練習である。
  5. 5. 複数のスキルを混ぜて練習するのは多様練習である。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 1つのスキルを試行間で速度を変えずに練習するのは恒常練習である。

恒常練習(constant practice)とは、1つの運動課題を毎回同じ条件(同じ速度・距離・重さ)で反復する練習法です。条件を変えずに繰り返すため練習中の成績は伸びやすい一方、条件が変わる場面への般化(転移)は起こりにくいという特徴があります。


【各選択肢の解説】

1. 1つのスキルを試行間で速度を変えずに練習するのは恒常練習である。
✅ 正しい。同一課題を一定の条件で反復するのが恒常練習です。パラメータを変えずに繰り返す点がポイントです。
2. 1つのスキルを様々な速度で練習するのはランダム練習である。
❌ 誤り。同じスキルの速度や距離といったパラメータを変化させて練習するのは多様練習(variable practice)です。ランダム練習は複数の異なる課題を無作為な順序で行う方法を指します。
3. 練習時間を短時間に分けて練習するのは部分練習である。
❌ 誤り。休息を多く挟んで短時間ずつ行うのは分散練習です。部分練習は課題を要素に分けて練習する方法で、時間配分ではなく課題の分け方の話です。
4. 1つのスキルを細分化して練習するのは分散練習である。
❌ 誤り。課題を細分化して要素ごとに練習するのは部分練習です。選択肢3と4は「分散練習」と「部分練習」を入れ替えた典型的なひっかけです。
5. 複数のスキルを混ぜて練習するのは多様練習である。
❌ 誤り。複数の異なる課題を混ぜて無作為な順序で行うのはランダム練習です。

【試験対策ポイント】

運動学習の練習法は2軸(課題の分け方/時間の分け方)で整理すると混同しません。

分類軸用語内容
課題の条件恒常練習1課題を同じ条件で反復
課題の条件多様練習1課題のパラメータ(速度・距離)を変えて反復
課題の順序ブロック練習課題ごとにまとめて順番に練習
課題の順序ランダム練習複数課題を無作為な順序で練習
課題の分割全体練習課題を分けずに通して練習
課題の分割部分練習課題を要素に分けて練習
時間配分集中練習休息が短い(練習時間>休息時間)
時間配分分散練習休息を長く挟む

練習中の成績が良いのはブロック・恒常練習、保持と般化(学習効果)に優れるのはランダム・多様練習(文脈干渉効果)という逆転関係が最頻出です。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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