PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第69問

運動学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第69問(運動学)の正答は 2・4 です。運動量は p=mv(質量×速度)なので速度に比例し、運動エネルギーは E=½mv² なので速度の2乗に比例します。

問題
力学について正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 力は加速度に反比例する。
  2. 2. 運動量は速度に比例する。
  3. 3. トルクは力の2乗に比例する。
  4. 4. 運動エネルギーは速度の2乗に比例する。
  5. 5. 摩擦力は接触面に作用する力の水平分力に比例する。

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2・4番 — 運動量は速度に比例する/運動エネルギーは速度の2乗に比例する

運動量は p=mv(質量×速度)なので速度に比例し、運動エネルギーは E=½mv² なので速度の2乗に比例します。基本公式をそのまま問う設問です。


【各選択肢の解説】

1. 力は加速度に反比例する。
❌ 誤り。運動方程式 F=ma より、力は加速度に比例する。
2. 運動量は速度に比例する。
✅ 正しい。運動量 p=mv。質量が一定なら速度が2倍で運動量も2倍になる。
3. トルクは力の2乗に比例する。
❌ 誤り。トルク(力のモーメント)=力×モーメントアーム なので、力の1乗に比例する。
4. 運動エネルギーは速度の2乗に比例する。
✅ 正しい。運動エネルギー E=½mv²。速度が2倍になるとエネルギーは4倍になる。
5. 摩擦力は接触面に作用する力の水平分力に比例する。
❌ 誤り。摩擦力 F=μN で、接触面に垂直な分力(垂直抗力N)に比例する。水平分力ではない。

【試験対策ポイント】

国試で使う力学の公式は数が限られるので丸暗記でよい。力 F=ma/運動量 p=mv/力積=F・t=運動量の変化/運動エネルギー=½mv²/位置エネルギー=mgh/トルク=力×モーメントアーム/仕事=力×距離/仕事率(パワー)=仕事÷時間=力×速度/摩擦力=μN。「2乗が付くのは運動エネルギーだけ」と覚えると本問のような設問は即答できる。臨床応用としては、モーメントアームを短くすると必要な筋力が減る(物を体に近づけて持つ・介助時に対象者に密着する)、摩擦係数を下げると移乗が楽になる(スライディングボード)といった形で問われる。

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