PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午後 第27問

運動療法第47回午後

第47回 理学療法士国家試験 午後 第27問(運動療法)の正答は 4 です。Karvonen法の運動強度は「(運動時心拍数 − 安静時心拍数)÷(最大心拍数 − 安静時心拍数)」で求める。

問題
40歳の男性。運動療法を実施していたところ、心拍数が120/分となった。安静時心拍数が60/分であった場合のKarvonenの方法による運動強度(%)はどれか。ただし、最大心拍数は220-年齢とする。
  1. 1. 20
  2. 2. 30
  3. 3. 40
  4. 4. 50
  5. 5. 60

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 50

Karvonen法の運動強度は「(運動時心拍数 − 安静時心拍数)÷(最大心拍数 − 安静時心拍数)」で求める。最大心拍数は220−40=180拍/分なので、(120−60)÷(180−60)=60÷120=0.5、すなわち50%である。


【各選択肢の解説】

1. 20
❌ 誤り。20%なら目標心拍数は60+0.2×120=84拍/分となり、実測の120拍/分と合わない。
2. 30
❌ 誤り。30%なら60+0.3×120=96拍/分であり、実測値より低い。
3. 40
❌ 誤り。40%なら60+0.4×120=108拍/分。予備心拍数120拍の40%では60拍の上昇に届かない。
4. 50
✅ 正しい。予備心拍数(最大180−安静60=120拍/分)のうち60拍分上昇しているので、60÷120=50%となる。
5. 60
❌ 誤り。60%なら目標心拍数は60+0.6×120=132拍/分となり、実測の120拍/分を上回る。

【試験対策ポイント】

Karvonen法の式は必ず書けるようにしておく。目標心拍数=(最大心拍数−安静時心拍数)× k + 安静時心拍数。(最大心拍数−安静時心拍数)を予備心拍数(HRR)と呼ぶ点も問われる。

係数kの目安は、心疾患患者0.4〜0.6、健常中高年0.5〜0.7、健常若年0.6〜0.8。最大心拍数の推定は220−年齢(β遮断薬内服中は心拍数が抑制されるため、この式もKarvonen法も適用しにくく、Borg指数など自覚的運動強度で調整する)。

自覚的運動強度(Borg指数)は11=楽である、13=ややきつい、15=きついで、心疾患のリハビリテーションでは11〜13を目安とする。Borg指数×10がおおよその心拍数に相当する。

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