第47回 理学療法士国家試験 午後 第43問
神経内科学第47回午後
第47回 理学療法士国家試験 午後 第43問(神経内科学)の正答は 1 です。Parkinson病では体軸の回旋運動が固縮と無動により早期から障害されます。
問題
Parkinson病患者で早期に困難となる動作はどれか。ただし、いずれの動作も上肢での代償はないものとする。
- 1. 寝返り ✓
- 2. 平地歩行
- 3. 階段の昇り
- 4. 端座位の保持
- 5. 椅子からの立ち上がり
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — 寝返り
Parkinson病では体軸の回旋運動が固縮と無動により早期から障害されます。寝返りは重力に抗して体幹を分節的に回旋させる必要があり、上肢での代償(ベッド柵をつかむなど)がなければ、歩行や立ち上がりよりも先に困難となります。
【各選択肢の解説】
1. 寝返り
✅ 正しい。体幹の回旋・分節的運動が必要で、固縮と無動の影響を最も受けやすく早期から障害されます。夜間の寝返り困難は初期からの訴えとして典型的です。
✅ 正しい。体幹の回旋・分節的運動が必要で、固縮と無動の影響を最も受けやすく早期から障害されます。夜間の寝返り困難は初期からの訴えとして典型的です。
2. 平地歩行
❌ 誤り。小刻み歩行やすくみ足はHoehn&YahrのⅢ度前後で目立ちますが、リズミカルな自動運動であり寝返りより保たれます。
❌ 誤り。小刻み歩行やすくみ足はHoehn&YahrのⅢ度前後で目立ちますが、リズミカルな自動運動であり寝返りより保たれます。
3. 階段の昇り
❌ 誤り。階段は段差という視覚的な手がかり(キュー)が働くため、むしろ平地歩行より遂行しやすいことが知られています。
❌ 誤り。階段は段差という視覚的な手がかり(キュー)が働くため、むしろ平地歩行より遂行しやすいことが知られています。
4. 端座位の保持
❌ 誤り。静的な姿勢保持であり、姿勢反射障害が明らかになるⅢ度以降まで比較的保たれます。
❌ 誤り。静的な姿勢保持であり、姿勢反射障害が明らかになるⅢ度以降まで比較的保たれます。
5. 椅子からの立ち上がり
❌ 誤り。動作の開始困難や体幹前傾不足で障害されますが、寝返りより遅れて問題化します。
❌ 誤り。動作の開始困難や体幹前傾不足で障害されますが、寝返りより遅れて問題化します。
【試験対策ポイント】
Parkinson病の四大徴候=安静時振戦・筋固縮(歯車様)・無動/寡動・姿勢反射障害。障害されやすい動作の順は「回旋を伴う動作(寝返り・方向転換)>起き上がり・立ち上がり>歩行の開始>直線歩行」と押さえます。逆に、外的キュー(床のライン・メトロノーム・階段の段差)があると動作が改善するのがこの疾患の大きな特徴で、治療にも直結します。
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