PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第3問

理学療法評価学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第3問(理学療法評価学)の正答は 3 です。表からこの児は、手関節背屈30°まで・膝関節屈曲60°まで・足関節背屈0°まで・肩関節伸展5°までしか動きません。

問題
児の左半身の関節可動域を測定した結果を表に示す。この児がとることのできる姿勢はどれか。
第48回午前第3問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3 ✓
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 図3

表からこの児は、手関節背屈30°まで・膝関節屈曲60°まで・足関節背屈0°まで・肩関節伸展5°までしか動きません。図3は高めの台に腰かけ、膝を約60°屈曲・足関節を底屈させ、手を大腿の上に置いただけの座位で、すべての関節が可動域内に収まります。


【各選択肢の解説】

1. 図1
❌ 誤り。膝を軽く曲げ体幹を前傾させた立位で、この姿勢を保持するには下腿を前傾させる=足関節の背屈が必要になる。背屈0°のこの児では支えられない。
2. 図2
❌ 誤り。四つ這いは手関節背屈約90°と膝関節屈曲約90°を要する。背屈30°・膝屈曲60°ではどちらも足りない。
3. 図3
✅ 正しい。膝屈曲は60°以内、足関節は底屈位(底屈60°まで可能)、手を大腿に置くだけなので手関節背屈も肩関節伸展も要求されない。表の可動域内で成立する唯一の姿勢。
4. 図4
❌ 誤り。踵を殿部の横に置く座り方は膝関節屈曲130°以上と強い足関節底屈を要する。膝屈曲60°では不可能。
5. 図5
❌ 誤り。長座位で後方に手をついて支える姿勢は、手関節背屈70〜90°と肩関節伸展を要する。背屈30°・肩伸展5°では体を支えられない。

【試験対策ポイント】

この形式は「姿勢を関節角度に翻訳する」練習がすべてです。頻出の対応関係を覚えておきましょう。

姿勢必要となる主な角度
四つ這い手関節背屈約90°・膝屈曲約90°
正座・割座膝屈曲130〜150°・足関節底屈
長座位で後方支持手関節背屈70〜90°・肩関節伸展
高い座面での椅子座位膝屈曲60°程度・足関節底屈

制限が最も強い関節(本問では手関節背屈30°と膝屈曲60°)から順に図を消していくと短時間で解けます。

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