第48回 理学療法士国家試験 午前 第6問
物理療法第48回午前
第48回 理学療法士国家試験 午前 第6問(物理療法)の正答は 1 です。図はいずれも下肢を側方から見たもので、網かけ部分が超音波の照射部位です。
問題
スポーツ傷害に対する超音波照射部位で正しいのはどれか。
- 1. ジャンパー膝 ✓
- 2. 鵞足炎
- 3. 腸脛靱帯炎
- 4. シンスプリント
- 5. 足関節内反捻挫
正答:1番
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解説
■ 正答:1番 — ジャンパー膝
図はいずれも下肢を側方から見たもので、網かけ部分が超音波の照射部位です。1のジャンパー膝だけが、膝蓋骨直下の前面(膝蓋腱)に照射部位が置かれており、病変部と一致します。
【各選択肢の解説】
1. ジャンパー膝
✅ 正しい。ジャンパー膝=膝蓋腱炎で、膝蓋骨下極から膝蓋腱にかけてが圧痛部位。図の照射部位(膝蓋骨直下の前面)と一致する。
✅ 正しい。ジャンパー膝=膝蓋腱炎で、膝蓋骨下極から膝蓋腱にかけてが圧痛部位。図の照射部位(膝蓋骨直下の前面)と一致する。
2. 鵞足炎
❌ 誤り。鵞足は縫工筋・薄筋・半腱様筋が付着する脛骨近位内側面。図は下腿近位の前面に照射部位が置かれており、内側面ではない。
❌ 誤り。鵞足は縫工筋・薄筋・半腱様筋が付着する脛骨近位内側面。図は下腿近位の前面に照射部位が置かれており、内側面ではない。
3. 腸脛靱帯炎
❌ 誤り。腸脛靱帯炎(ランナー膝)の疼痛部位は大腿骨外側上顆周囲。図は大腿遠位の前面(大腿四頭筋腱部)に置かれており部位が違う。
❌ 誤り。腸脛靱帯炎(ランナー膝)の疼痛部位は大腿骨外側上顆周囲。図は大腿遠位の前面(大腿四頭筋腱部)に置かれており部位が違う。
4. シンスプリント
❌ 誤り。シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は下腿遠位1/3の脛骨内側後縁が疼痛部位。図は膝直下の近位前面で、部位も高さも合わない。
❌ 誤り。シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は下腿遠位1/3の脛骨内側後縁が疼痛部位。図は膝直下の近位前面で、部位も高さも合わない。
5. 足関節内反捻挫
❌ 誤り。内反捻挫で損傷するのは前距腓靱帯で、外果の前下方が照射部位となる。図は足関節の後下方(踵側)に置かれており一致しない。
❌ 誤り。内反捻挫で損傷するのは前距腓靱帯で、外果の前下方が照射部位となる。図は足関節の後下方(踵側)に置かれており一致しない。
【試験対策ポイント】
スポーツ障害は「病名=疼痛部位」で即答できるようにしておきます。
| 疾患 | 疼痛(照射)部位 | 主な原因動作 |
|---|---|---|
| ジャンパー膝 | 膝蓋骨下極〜膝蓋腱 | ジャンプの着地・踏切 |
| 鵞足炎 | 脛骨近位内側(鵞足部) | ランニング・急な方向転換 |
| 腸脛靱帯炎 | 大腿骨外側上顆 | 長距離走・下り坂 |
| シンスプリント | 下腿遠位1/3の脛骨内側後縁 | 走行距離の急増・硬い路面 |
| 足関節内反捻挫 | 外果前下方(前距腓靱帯) | 内がえし強制 |
なお超音波は温熱作用をもつため、受傷直後の急性炎症期には非温熱(パルス)を選ぶか避けるという原則も併せて押さえましょう。
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