PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第16問

人間発達学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第16問(人間発達学)の正答は 1 です。図1は背臥位で頭部が一方向に向き、上肢は左右非対称、下肢は股関節屈曲・外転位(いわゆるカエル肢位)をとった姿勢です。

問題
健常な1か月児にみられる姿勢はどれか。
第48回午前第16問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 図1

図1は背臥位で頭部が一方向に向き、上肢は左右非対称、下肢は股関節屈曲・外転位(いわゆるカエル肢位)をとった姿勢です。非対称性緊張性頸反射(ATNR)の影響を受けた生理的屈曲優位・非対称の姿勢で、生後1か月の健常児にみられる典型的な姿です。他の図はいずれも生後4〜7か月以降に獲得される反応・姿勢を示しています。


【各選択肢の解説】

1. 図1
✅ 正しい。頭部を一方に向け、四肢が非対称で下肢は屈曲外転位。ATNRは生後0〜2か月に最も明瞭で、4〜6か月ごろに消失する。1か月児の姿勢として妥当。
2. 図2
❌ 誤り。腹部を支えて水平に持ち上げたときに頭部・体幹・下肢を伸展させるLandau反応で、生後3〜4か月以降に出現する。1か月児では頭部も四肢も垂れ下がる。
3. 図3
❌ 誤り。背臥位で両手で足をつかんで口に運ぶ動作(hand-to-foot)は生後5〜6か月ごろ。1か月児は手を正中線上に持ってくることもできない。
4. 図4
❌ 誤り。両手を引いて引き起こしたときに頭部がついてくる姿勢は生後4〜5か月ごろ。1か月児では頭部が後方に垂れる(head lag)。
5. 図5
❌ 誤り。座位で前方に手をついて体を支える前方への保護伸展反応(パラシュート反応の一部)は生後6〜7か月ごろに出現する。

【試験対策ポイント】

姿勢反射・運動発達の月齢は、図で問われたときに即答できるよう時系列で覚えます。

月齢の目安みられる姿勢・反応
0〜2か月ATNR優位の非対称姿勢・生理的屈曲
3〜4か月頸定、腹臥位で肘支持、Landau反応
5〜6か月寝返り、hand-to-foot、手支持での座位
6〜7か月前方への保護伸展反応、支えなし座位
8〜10か月側方・後方の保護伸展反応、四つ這い、つかまり立ち

原始反射(ATNR・モロー・把握)は4〜6か月で消失し、入れ替わるように立ち直り反応・平衡反応が出現する、という流れで整理すると混乱しません。

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