PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第63問

神経内科学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第63問(神経内科学)の正答は 5 です。Gerstmann症候群は優位半球(通常は左)の頭頂葉角回(縁上回を含む下頭頂小葉)の病変で生じる症候群で、手指失認・左右失認・失書・失算の4徴を特徴とします。

問題
Gerstmann症候群の病巣として正しいのはどれか。
  1. 1. 上側頭回
  2. 2. 中心前回
  3. 3. 舌状回
  4. 4. 帯状回
  5. 5. 角回

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 角回

Gerstmann症候群は優位半球(通常は左)の頭頂葉角回(縁上回を含む下頭頂小葉)の病変で生じる症候群で、手指失認・左右失認・失書・失算の4徴を特徴とします。


【各選択肢の解説】

1. 上側頭回
❌ 誤り。左上側頭回後部はWernicke野で、障害されると感覚性(Wernicke)失語=流暢だが理解障害と錯語が生じます。
2. 中心前回
❌ 誤り。中心前回は一次運動野で、障害では対側の片麻痺(中枢性)が生じます。
3. 舌状回
❌ 誤り。舌状回は後頭葉内側にあり視覚関連領域です。両側の障害では相貌失認や皮質盲、色彩失認などが問題になります。
4. 帯状回
❌ 誤り。帯状回は大脳辺縁系でPapez回路の一部をなし、情動・意欲・注意に関与します。前部の障害では無動性無言などが生じます。
5. 角回
✅ 正しい。優位半球の角回病変によりGerstmann症候群(手指失認・左右失認・失書・失算)が生じます。

【試験対策ポイント】

Gerstmann症候群の4徴は「手指失認・左右失認・失書・失算」。「ゆびを左右にかいてけいさん(指・左右・書・計算)」のように語呂で固定する。
優位半球(左)頭頂葉=Gerstmann症候群・観念運動失行・観念失行劣位半球(右)頭頂葉=半側空間無視・着衣失行・病態失認、という左右の対比が国試の本命。
・角回のすぐ前が縁上回で、こちらの病変では伝導失語(復唱障害が目立つ)が典型。位置関係とセットで覚える。

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