第48回 理学療法士国家試験 午後 第85問
内科学・臨床医学第48回午後
第48回 理学療法士国家試験 午後 第85問(内科学・臨床医学)の正答は 2 です。重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己抗体により神経筋伝達が障害される疾患です。
問題
病態とその治療薬の組合せで正しいのはどれか。
- 1. ジスキネジア ―― L-dopa
- 2. 重症筋無力症 ―― コリンエステラーゼ阻害薬 ✓
- 3. 前立腺肥大症 ―― 抗コリン薬
- 4. 間質性肺炎 ―― メトトレキサート
- 5. 消化管出血 ―― アスピリン
正答:2番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 重症筋無力症 ―― コリンエステラーゼ阻害薬
重症筋無力症は神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する自己抗体により神経筋伝達が障害される疾患です。コリンエステラーゼ阻害薬(ピリドスチグミンなど)はアセチルコリンの分解を抑えてシナプス間隙の濃度を高め、筋力低下・易疲労性を改善します。
【各選択肢の解説】
1. ジスキネジア ―― L-dopa
❌ 誤り。L-dopaはParkinson病の治療薬ですが、長期投与により不随意運動であるジスキネジアを引き起こす側(原因薬)です。ジスキネジアの治療薬ではありません。
❌ 誤り。L-dopaはParkinson病の治療薬ですが、長期投与により不随意運動であるジスキネジアを引き起こす側(原因薬)です。ジスキネジアの治療薬ではありません。
2. 重症筋無力症 ―― コリンエステラーゼ阻害薬
✅ 正しい。対症療法の第一選択で、根治的にはステロイド・免疫抑制薬・胸腺摘除術が行われます。過量投与ではコリン作動性クリーゼに注意します。
✅ 正しい。対症療法の第一選択で、根治的にはステロイド・免疫抑制薬・胸腺摘除術が行われます。過量投与ではコリン作動性クリーゼに注意します。
3. 前立腺肥大症 ―― 抗コリン薬
❌ 誤り。抗コリン薬は膀胱排尿筋の収縮を抑えるため、前立腺肥大症では尿閉を招く禁忌薬です。治療にはα1遮断薬(タムスロシンなど)や5α還元酵素阻害薬を用います。
❌ 誤り。抗コリン薬は膀胱排尿筋の収縮を抑えるため、前立腺肥大症では尿閉を招く禁忌薬です。治療にはα1遮断薬(タムスロシンなど)や5α還元酵素阻害薬を用います。
4. 間質性肺炎 ―― メトトレキサート
❌ 誤り。メトトレキサートは関節リウマチの第一選択薬ですが、副作用として薬剤性間質性肺炎を引き起こす原因薬です。治療薬ではありません。
❌ 誤り。メトトレキサートは関節リウマチの第一選択薬ですが、副作用として薬剤性間質性肺炎を引き起こす原因薬です。治療薬ではありません。
5. 消化管出血 ―― アスピリン
❌ 誤り。アスピリンはシクロオキシゲナーゼを阻害して胃粘膜保護に働くプロスタグランジンを減らすため、消化性潰瘍・消化管出血の原因薬です。
❌ 誤り。アスピリンはシクロオキシゲナーゼを阻害して胃粘膜保護に働くプロスタグランジンを減らすため、消化性潰瘍・消化管出血の原因薬です。
【試験対策ポイント】
この問題は「治療薬」と「その病態を引き起こす原因薬(副作用)」を入れ替えた典型パターンです。1・3・4・5はすべて原因薬で、正しい治療薬の組合せは2だけという構図を見抜けるかが勝負になります。
薬剤性の有害事象として国試で頻出のものを整理します。
- L-dopa 長期投与 → ジスキネジア、wearing-off、on-off現象
- 抗コリン薬 → 口渇、便秘、尿閉(前立腺肥大症・緑内障で禁忌)
- メトトレキサート・ブレオマイシン・アミオダロン → 薬剤性間質性肺炎
- アスピリン・NSAIDs → 消化性潰瘍、消化管出血、アスピリン喘息
- ステロイド長期投与 → 骨粗鬆症、易感染性、ステロイドミオパチー、糖尿病
- 抗精神病薬 → 錐体外路症状、遅発性ジスキネジア、悪性症候群
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「内科学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)