第48回 理学療法士国家試験 午後 第87問
整形外科学第48回午後
第48回 理学療法士国家試験 午後 第87問(整形外科学)の正答は 2 です。上腕骨顆上骨折は小児の肘関節周囲骨折で最も多い骨折です。
問題
小児に多い骨折はどれか。
- 1. 上腕骨近位端骨折
- 2. 上腕骨顆上骨折 ✓
- 3. 腰椎圧迫骨折
- 4. 大腿骨頸部骨折
- 5. 脛骨骨幹部骨折
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 上腕骨顆上骨折
上腕骨顆上骨折は小児の肘関節周囲骨折で最も多い骨折です。5〜8歳ころに鉄棒や滑り台からの転落で肘を伸展位についた際に生じ、遠位骨片が後方に転位する伸展型が大半を占めます。
【各選択肢の解説】
1. 上腕骨近位端骨折
❌ 誤り。骨粗鬆症のある高齢者が転倒して手や肘をついた際に生じる代表的骨折で、いわゆる「高齢者の四大骨折」の一つです。
❌ 誤り。骨粗鬆症のある高齢者が転倒して手や肘をついた際に生じる代表的骨折で、いわゆる「高齢者の四大骨折」の一つです。
2. 上腕骨顆上骨折
✅ 正しい。小児に特徴的で、合併症としてVolkmann拘縮(上腕動脈の圧迫による前腕コンパートメント症候群)と内反肘変形があり、循環と正中・橈骨・尺骨神経の観察が必須です。
✅ 正しい。小児に特徴的で、合併症としてVolkmann拘縮(上腕動脈の圧迫による前腕コンパートメント症候群)と内反肘変形があり、循環と正中・橈骨・尺骨神経の観察が必須です。
3. 腰椎圧迫骨折
❌ 誤り。骨粗鬆症を基盤とする高齢者の骨折で、尻もちや軽微な外力、時には明らかな外傷なく(いつのまにか骨折)生じます。
❌ 誤り。骨粗鬆症を基盤とする高齢者の骨折で、尻もちや軽微な外力、時には明らかな外傷なく(いつのまにか骨折)生じます。
4. 大腿骨頸部骨折
❌ 誤り。高齢女性が転倒して大転子部を打撲して生じる代表的骨折です。小児にはまれです。
❌ 誤り。高齢女性が転倒して大転子部を打撲して生じる代表的骨折です。小児にはまれです。
5. 脛骨骨幹部骨折
❌ 誤り。成人の交通外傷やスポーツ外傷で多くみられます。皮下組織が薄いため開放骨折になりやすい部位です。
❌ 誤り。成人の交通外傷やスポーツ外傷で多くみられます。皮下組織が薄いため開放骨折になりやすい部位です。
【試験対策ポイント】
年齢層と骨折部位の対応は必ず押さえます。
- 小児:上腕骨顆上骨折、鎖骨骨折、若木骨折(不全骨折)、骨端線損傷(Salter-Harris分類)、肘内障(骨折ではないが橈骨頭亜脱臼)
- 高齢者の四大骨折:大腿骨近位部(頸部・転子部)骨折、脊椎圧迫骨折、橈骨遠位端骨折(Colles骨折)、上腕骨近位端骨折
- 成人・スポーツ:脛骨骨幹部骨折、アキレス腱断裂、前十字靱帯損傷
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