PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第49回 理学療法士国家試験 午前 第7問

義肢装具学第49回午前

第49回 理学療法士国家試験 午前 第7問(義肢装具学)の正答は 5 です。本例は左下肢の外旋と足部内反が問題です。

問題
72歳の女性。右中大脳動脈領域の脳梗塞による左片麻痺。立位時に左下肢の外旋と足部内反が著明であり、歩行時に装具を装着している。最も適応となりにくいのはどれか。
  1. 1. ツイスター
  2. 2. 非麻痺側補高
  3. 3. 逆Thomasヒール
  4. 4. 外側フレアヒール
  5. 5. 内側Yストラップ

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 内側Yストラップ

本例は左下肢の外旋と足部内反が問題です。内側Yストラップ(内側Tストラップ)は足部を内方へ引いて外反(回内)変形を矯正する部品なので、内反変形にはむしろ逆効果で最も適応となりにくい選択肢です。内反には外側Tストラップ(外側に付けて内側支柱へ引く)を用います。


【各選択肢の解説】

1. ツイスター
✅ 適応となる。骨盤帯とゴムバンド(またはケーブル)で下肢の回旋を制御する装具で、立位・歩行時の下肢外旋の矯正に用いられる。
2. 非麻痺側補高
✅ 適応となる。内反尖足があると麻痺側下肢が機能的に長くなり、遊脚期のクリアランスが不足する。非麻痺側の靴を補高すると振り出しが容易になる。
3. 逆Thomasヒール
✅ 適応となる。ヒールの外側を前方へ延長したもので、内反(回外)足の支持性を高める。内側を延長した通常のThomasヒールは外反扁平足用。
4. 外側フレアヒール
✅ 適応となる。ヒールの外側を外方へ広げて支持基底面を拡大し、踵接地時の内反(回外)を制動する。
5. 内側Yストラップ
❌ 適応となりにくい。内側に取り付けたストラップを外側支柱へ引くことで足部を内方へ引き寄せる=外反変形の矯正用であり、内反変形には適さない。

【試験対策ポイント】

内反用か外反用かは「引く方向」「延長した側」で決まります。名前ではなく力の向きで判断してください。

変形Tストラップヒールのくさび・延長フレア
内反(回外)足外側Tストラップ(内側支柱へ引く)逆Thomasヒール(外側を前方延長)外側フレア
外反(回内)足内側Tストラップ(外側支柱へ引く)Thomasヒール(内側を前方延長)内側フレア

あわせて、脳卒中片麻痺の内反尖足に対する定番の組合せ=短下肢装具+外側Tストラップ+非麻痺側補高を押さえておくと、この形式の問題は落としません。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「理学療法学(評価・治療)」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第49回 全問一覧

▶ 義肢装具学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)