第49回 理学療法士国家試験 午前 第22問
理学療法評価学第49回午前
第49回 理学療法士国家試験 午前 第22問(理学療法評価学)の正答は 2・4 です。参考可動域角度が10°と定められているのは肩甲帯の引き下げ(下制)と足部の外転です。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で参考可動域角度が10°とされているのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩甲帯屈曲
- 2. 肩甲帯引き下げ ✓
- 3. 股伸展
- 4. 足部外転 ✓
- 5. 足部外がえし
正答:2・4番
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解説
■ 正答:2・4番
参考可動域角度が10°と定められているのは肩甲帯の引き下げ(下制)と足部の外転です。どちらも「相方」の運動(挙上20°、内転20°)より小さい値になっている点が特徴で、ここが問われます。
【各選択肢の解説】
1. 肩甲帯屈曲
❌ 誤り。参考可動域は20°(伸展も20°)。
❌ 誤り。参考可動域は20°(伸展も20°)。
2. 肩甲帯引き下げ(下制)
✅ 正しい。参考可動域は10°。対になる挙上は20°で、引き下げのほうが小さい。
✅ 正しい。参考可動域は10°。対になる挙上は20°で、引き下げのほうが小さい。
3. 股伸展
❌ 誤り。参考可動域は15°(屈曲は125°)。腹臥位・膝伸展位で測定する。
❌ 誤り。参考可動域は15°(屈曲は125°)。腹臥位・膝伸展位で測定する。
4. 足部外転
✅ 正しい。参考可動域は10°。対になる内転は20°である。
✅ 正しい。参考可動域は10°。対になる内転は20°である。
5. 足部外がえし
❌ 誤り。参考可動域は20°(内がえしは30°)。
❌ 誤り。参考可動域は20°(内がえしは30°)。
【試験対策ポイント】
参考可動域角度は数字そのものが問われます。混同しやすい足部・肩甲帯まわりを表で整理しておきましょう。
| 部位 | 運動方向 | 参考可動域 |
|---|---|---|
| 肩甲帯 | 屈曲/伸展 | 20°/20° |
| 肩甲帯 | 挙上/引き下げ | 20°/10° |
| 股 | 屈曲/伸展 | 125°/15° |
| 股 | 外転/内転 | 45°/20° |
| 足関節 | 背屈/底屈 | 20°/45° |
| 足部 | 外がえし/内がえし | 20°/30° |
| 足部 | 外転/内転 | 10°/20° |
「足部の外がえし・内がえし」と「足部の外転・内転」は別項目です。外がえし・内がえしは前額面(下腿の前面中央線が基本軸)、外転・内転は水平面(第2中足骨長軸が基本軸)でみます。名前が似ているため、角度も測定面もセットで覚えてください。
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