第49回 理学療法士国家試験 午前 第67問
生理学第49回午前
第49回 理学療法士国家試験 午前 第67問(生理学)の正答は 2・3 です。腎臓は糸球体での濾過と尿細管での再吸収・分泌により、尿量と体液(血漿)量・浸透圧・電解質・pHを調節する臓器です。
問題
腎臓の機能で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 体温の調節
- 2. 尿量の調節 ✓
- 3. 血漿量の調節 ✓
- 4. 白血球数の調節
- 5. 概日リズムの調節
正答:2・3番
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解説
■ 正答:2・3番 — 尿量の調節、血漿量の調節
腎臓は糸球体での濾過と尿細管での再吸収・分泌により、尿量と体液(血漿)量・浸透圧・電解質・pHを調節する臓器です。バソプレシンやレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA系)を介して血圧調節にも関与します。
【各選択肢の解説】
1. 体温の調節
❌ 誤り。体温調節中枢は視床下部にあり、皮膚血管・発汗・ふるえなどで調節されます。腎臓の機能ではありません。
❌ 誤り。体温調節中枢は視床下部にあり、皮膚血管・発汗・ふるえなどで調節されます。腎臓の機能ではありません。
2. 尿量の調節
✅ 正しい。集合管でのバソプレシン(抗利尿ホルモン)作用による水再吸収などにより、尿量を1日数百mL〜数Lの範囲で調節します。
✅ 正しい。集合管でのバソプレシン(抗利尿ホルモン)作用による水再吸収などにより、尿量を1日数百mL〜数Lの範囲で調節します。
3. 血漿量の調節
✅ 正しい。Na+と水の再吸収量を変えることで循環血漿量を調節し、RAA系やレニン分泌を通じて血圧維持に寄与します。
✅ 正しい。Na+と水の再吸収量を変えることで循環血漿量を調節し、RAA系やレニン分泌を通じて血圧維持に寄与します。
4. 白血球数の調節
❌ 誤り。白血球の産生は骨髄で行われ、G-CSFなどにより調節されます。腎臓が産生する造血関連ホルモンはエリスロポエチンで、これは赤血球の産生を促すものです。
❌ 誤り。白血球の産生は骨髄で行われ、G-CSFなどにより調節されます。腎臓が産生する造血関連ホルモンはエリスロポエチンで、これは赤血球の産生を促すものです。
5. 概日リズムの調節
❌ 誤り。概日リズムの中枢は視床下部の視交叉上核で、松果体から分泌されるメラトニンが関与します。
❌ 誤り。概日リズムの中枢は視床下部の視交叉上核で、松果体から分泌されるメラトニンが関与します。
【試験対策ポイント】
腎臓の役割は「排泄」だけではないことがポイントです。
- 排泄機能:老廃物(尿素・クレアチニン・尿酸)の排泄
- 体液調節:水・電解質(Na・K・Ca)バランス、浸透圧、酸塩基平衡(HCO3-再吸収・H+排泄)
- 内分泌機能:①エリスロポエチン(赤血球産生促進)②レニン(血圧上昇)③活性型ビタミンD(1α水酸化=Ca吸収促進)
- 慢性腎不全では上記が破綻し、腎性貧血・腎性高血圧・腎性骨異栄養症を生じる
- 透析患者のリハでは、シャント肢の血圧測定・過度な荷重を避け、透析後の起立性低血圧に注意する
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