「良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか」の過去問まとめ(理学療法士国家試験・4問)
理学療法士国家試験では「良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか」という問い方が、第45回〜第58回のあいだに4回出題されています。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。
各回で正答になった選択肢
- 第58回 午後第78問3. 浸潤性に発育する。
- 第51回 午前第76問3. クロマチンが増加する。
- 第49回 午前第76問2. 播種がみられる。
- 第45回 午前第78問3. 細胞の分化度が低い。
5. 周囲との境界が不明瞭である。
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第58回 午後第78問(病理学概論)
良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。
- 1. 被膜を有する。
- 2. 発育速度は遅い。
- 3. 浸潤性に発育する。 ✓
- 4. 細胞の分化度が高い。
- 5. 細胞の核分裂が少ない。
正答:3
PTカコモン利用者の初回正答率 32.3%(31人)
悪性腫瘍は周囲組織へ浸潤性・破壊性に発育し、転移をきたします。
第51回 午前第76問(病理学概論)
良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。
- 1. 出血壊死が少ない。
- 2. 細胞の分化度が高い。
- 3. クロマチンが増加する。 ✓
- 4. 膨張性発育がみられる。
- 5. 細胞質に対して核の占める割合が小さい。
正答:3
PTカコモン利用者の初回正答率 13.3%(15人・参考値)
悪性腫瘍は細胞分裂が盛んでDNA量が増えるため、核内のクロマチン(染色質)が濃染・増量します。
第49回 午前第76問(病理学概論)
良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。
- 1. 異型性が低い。
- 2. 播種がみられる。 ✓
- 3. 細胞の分化度が高い。
- 4. 圧排性の発育形式をとる。
- 5. 周囲との境界が明瞭である。
正答:2
悪性腫瘍は周囲組織へ浸潤性に発育し、リンパ行性・血行性転移に加えて播種(体腔内に散布されて生着する転移)を起こします。
第45回 午前第78問(病理学概論)
良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。2つ選べ。
- 1. 出血壊死が少ない。
- 2. 増殖の速度が遅い。
- 3. 細胞の分化度が低い。 ✓
- 4. 細胞の核分裂が少ない。
- 5. 周囲との境界が不明瞭である。 ✓
正答:3・5
PTカコモン利用者の初回正答率 54.5%(11人・参考値)
悪性腫瘍は正常組織の構造から逸脱した低分化(未分化)な細胞からなり、周囲組織へ染み込むように広がる浸潤性発育を示すため、肉眼的にも組織学的にも境界が不明瞭になります。
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