PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

「超音波療法について正しいのはどれか」の過去問まとめ(理学療法士国家試験・4問)

理学療法士国家試験では「超音波療法について正しいのはどれか」という問い方が、第46回〜第54回のあいだに4回出題されています(「超音波療法で正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。

各回で正答になった選択肢(=正しい記述)

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第54回 午前第40問(物理療法)

超音波療法で正しいのはどれか。
  1. 1. 強度は0.5〜2.5 W/cm²が推奨される。 ✓
  2. 2. 透過深度は周波数に反比例して浅くなる。
  3. 3. 照射される超音波は小さな導子ほど拡散する。 ✓
  4. 4. ビーム不均等率が高い場合、導子をゆっくり動かす。
  5. 5. 温熱効果を目的とする場合には照射時間率5%を選択する。

正答:1・3

PTカコモン利用者の初回正答率 23.5%(17人・参考値)

超音波療法の標準強度は0.5〜2.5 W/cm²(一般に1.0〜2.0が多用)である。

▶ 第54回 午前第40問の解説をすべて読む

第53回 午後第38問(物理療法)

超音波療法について正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 周波数は深達度に影響しない。
  2. 2. 成長期の小児の骨端線への照射は避ける。 ✓
  3. 3. 水中の照射では温熱効果は期待できない。
  4. 4. 骨セメントを使用している部位は照射を避ける。 ✓
  5. 5. 空気中の照射では皮膚とプローブを約10cm離す。

正答:2・4

PTカコモン利用者の初回正答率 77.8%(18人・参考値)

超音波療法は深部加温と非温熱効果(マイクロマッサージ)をもたらしますが、成長軟骨(骨端線)への照射は成長障害のおそれがあり禁忌です。

▶ 第53回 午後第38問の解説をすべて読む

第50回 午後第36問(理学療法治療学)

超音波療法について正しいのはどれか。
  1. 1. 周波数は深達度に影響しない。
  2. 2. 成長期の小児の骨端線への照射は避ける。 ✓
  3. 3. 水中の照射では温熱効果は期待できない。
  4. 4. 機械的刺激で細胞の膜透過性が抑制される。
  5. 5. 空気中の照射では皮膚とプローブを約10cm離す。

正答:2

超音波療法は深部加温と機械的作用をもつ物理療法です。

▶ 第50回 午後第36問の解説をすべて読む

第46回 午後第43問(物理療法)

超音波療法について正しいのはどれか。
  1. 1. 生体内では摩擦熱は発生しない。
  2. 2. 治療導子の移動速度は7〜8 cm/sがよい。
  3. 3. 周波数が高いほど深部組織が加熱される。
  4. 4. 逆圧電効果によるエネルギー変換を用いている。 ✓
  5. 5. 媒介物質(カップリング剤)は1 mm程度に塗る。

正答:4

超音波治療器の導子には圧電素子(水晶やチタン酸ジルコン酸鉛など)が組み込まれており、高周波電圧を加えると素子が機械的に振動して超音波を発生します。

▶ 第46回 午後第43問の解説をすべて読む

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