文を声に出して読む課題です。文の長さと漢字の量がレベルで変わります。文字は3段階の大きさから選べます。
構音でも失語症でも、単語が安定してから文に進む段階があります。ここでいちばん多いのが、単語なら出る音が文の中では崩れるというパターンです。原因は音そのものではなく、文を読むために増える負荷(保持・呼気の配分・語と語のつなぎ)にあります。単語プリントを何周しても、この段階は越えられません。
| レベル | 文の形 | 1枚の文数 |
|---|---|---|
| 1 | 短い文・ひらがな中心 | 10 |
| 2 | 短い文・漢字まじり | 10 |
| 3 | 中くらいの文 | 8 |
| 4 | 長い文 | 5 |
| 5 | 2〜3文のまとまり | 4 |
レベル1と2の違いは表記だけです。仮名は読めるのに漢字で止まるかどうかは、ここで分かれます。レベル4以上は一息で読み切れる長さを越えるので、どこで息を継ぐかも一緒に見てください。
「とても大きい」にすると1枚あたりの文数はそのままで、行が太く見やすくなります。視野が狭い方、半側空間無視のある方、ロービジョンの方は先に大きさを決めてからレベルを選んでください。読めない原因が字の大きさなのか文の難しさなのかが混ざると、記録が意味を失います。
文の中に空白を入れて文節を分けてあります。ひとかたまりずつ目で拾えるので、読みの持続が保ちにくい方でも追いやすくなります。区切りが不要な段階まで来たら、レベルを上げると文が長くなり、区切りの助けが相対的に小さくなります。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。