並んだ仮名の中から、決めた文字を探して○をつけます。行数と1行の文字数を変えると、難易度と所要時間が変わります。
見た目は単純ですが、この課題で見ているのは注意の持続と視覚走査の効率です。前半だけ正確で後半で見落としが増えるなら持続の問題、右側だけ落ちるなら半側空間無視の可能性、全体にまばらに落ちるなら走査のやり方そのものを見直す必要があります。「何個できたか」より「どこで落としたか」を見てください。
レベルを上げると、目標に似た文字(形が近い仮名)が周りに増えます。「さ」を探すときに「き」「ち」が多く混ざる、という具合です。似た文字が増えるほど、一つずつ照合しないと拾えなくなります。行数と文字数を増やせば、単純に量が増えて持続の負荷が上がります。
半側空間無視を疑う場合は、紙を縦に半分に折る線を意識して、左右で見落としの数を比べてください。左だけが落ちるなら、探し始める位置を指で示す、左端に目印を置く、といった代償手段の練習につなげられます。左右の集計を自動でしたい場合は線分抹消・線分二等分のほうが向いています。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。