第15回 言語聴覚士国家試験 第107問
第15回 言語聴覚士国家試験 第107問(小児科学)の正答は 5 です。経過観察に注意を要する熱性痙攣患者を問う。
正答:5番
初回正答率 35.5%難問
166人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
経過観察に注意を要する熱性痙攣患者を問う。発達の遅れや、近親者に無熱性痙攣(てんかん)の既往がある場合は、てんかんへの移行など複雑な経過のリスクがあり注意が必要である。
【各選択肢の解説】
a.痙攣が1分間の全身強直間代痙攣であった。
❌ 誤り。短時間・全般性で単純型。正しくは15分未満の全般発作は単純型熱性痙攣の特徴で、特に注意を要する所見ではない。
b.痙攣を起こしたときの体温が40°Cであった。
❌ 誤り。高熱は単純型でよくみられる。正しくは38°C以上の発熱時に起こるのが熱性痙攣で、高熱自体はリスク因子ではない。
c.母親に熱性痙攣の既往があった。
❌ 誤り。熱性痙攣の家族歴は予後良好な範囲。正しくは熱性痙攣の家族歴は再発の因子だが、てんかん移行の因子ではない。
d.兄に無熱性の痙攣の既往があった。
✅ 正しい。てんかんの家族歴で要注意。
e.発達の遅れがみられる。
✅ 正しい。基礎に神経学的異常があり要注意。
→ 注意を要するのはd・eの組合せ5番が正答となる。
【試験対策ポイント】
複雑型熱性痙攣・てんかん移行のリスク因子=焦点性/長時間/反復の発作、発達の遅れなどの神経学的異常、無熱性痙攣(てんかん)の家族歴。短時間・全般性の発作や高熱、熱性痙攣の家族歴は単純型で予後良好。リスク因子の有無で経過観察の濃さを判断する。
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