STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第114問

形成外科学第15回
日本人の口唇裂・口蓋裂・口唇口蓋裂の発生頻度について正しいのはどれか。
  1. 1.性差はない。
  2. 2.口唇口蓋裂の頻度が最も低い。
  3. 3.出生1000人に1人である。
  4. 4.日本人は黒色人種より高い。 ✓
  5. 5.日本人は白色人種より低い。

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — 日本人は黒色人種より高い。 口唇裂・口蓋裂の発生頻度は人種によって異なり、一般的には黄色人種(アジア人)>白色人種>黒色人種の順です。日本人は黄色人種に分類されるため、黒色人種よりも発生頻度が高くなります。これは遺伝的要因と環境要因の相互作用による人種差です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 性差はない。 ❌ 誤り。口唇裂・口蓋裂には性差が存在し、男性が女性より高い発生頻度を示します。特に口唇裂では男性の発生率が約2倍です。 2. 口唇口蓋裂の頻度が最も低い。 ❌ 誤り。発生頻度は「口唇裂」>「口唇口蓋裂」>「口蓋裂のみ」の順です。口蓋裂のみが最も低く、口唇口蓋裂は中程度の頻度を示します。 3. 出生1000人に1人である。 ❌ 誤り。日本人における口唇裂・口蓋裂の総合発生頻度は出生1000人に約1.5~2人(0.15~0.2%)であり、1000人に1人(0.1%)より高い数値です。 4. 日本人は黒色人種より高い。 ✅ 正しい。人種別発生頻度は「黄色人種:約1/400~500」「白色人種:約1/1000」「黒色人種:約1/2500」とされており、日本人(黄色人種)は黒色人種より発生頻度が有意に高くなります。 5. 日本人は白色人種より低い。 ❌ 誤り。逆が正しく、日本人(黄色人種)は白色人種より発生頻度が高くなります。 --- 【試験対策ポイント】 人種別口唇裂・口蓋裂発生頻度の比較表 | 人種 | 発生頻度(近似値) | 順位 | |---|---|---| | 黄色人種(日本人含む) | 約1/400~500 | 最高 | | 白色人種 | 約1/1000 | 中 | | 黒色人種 | 約1/2500 | 最低 | 型別発生頻度(日本人) | タイプ | 発生頻度 | 特徴 | |---|---|---| | 口唇裂のみ | 約45% | 最も高い。男性優位 | | 口唇口蓋裂 | 約35% | 中程度 | | 口蓋裂のみ | 約20% | 最も低い。女性優位 | 重要知識 - 日本人総合頻度:出生1000人に1.5~2人 - 男女比:男性>女性(特に口唇裂) - 遺伝因子+環境因子による多因子遺伝疾患 - 再発リスク:同胞に対して3~4%
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