STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第115問

形成外科学第15回
ケロイドの好発部位はどれか。
  1. 1.頭部
  2. 2.耳介 ✓
  3. 3.口唇
  4. 4.頸部
  5. 5.大腿

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 耳介 ケロイドは耳介、肩、胸部、上腕などの張力が高い部位に好発します。特に耳介は体表で最も好発部位であり、ピアスや外傷後のケロイド形成が臨床的に頻繁に遭遇されます。 --- 【各選択肢の解説】 1. 頭部 ❌ 誤り。頭皮は張力が低く、ケロイド好発部位ではありません。頭部全般でも比較的ケロイドは形成されにくい部位です。 2. 耳介 ✅ 正しい。ケロイド好発部位の筆頭です。耳垂のピアス穴やダンベル耳(耳介形成術後)、外傷後にケロイドが形成されることが多く、形成外科臨床で最も頻繁に遭遇します。 3. 口唇 ❌ 誤り。口唇周囲は相対的に張力が低く、ケロイド好発部位ではありません。創傷治癒後も肥厚性瘢痕の方が一般的です。 4. 頸部 ❌ 誤り。頸部は張力が中程度であり、肩や前胸部ほどのケロイド好発性はありません。 5. 大腿 ❌ 誤り。下肢、特に大腿は張力が相対的に低く、ケロイド好発部位ではありません。 --- 【試験対策ポイント】 ケロイド好発部位(暗記必須) | 部位 | 好発度 | 特徴 | |---|---|---| | 耳介 | 最高 | ピアス、外傷後に最頻出 | | 肩 | 高 | 張力の高い部位の代表 | | 前胸部 | 高 | 男性の胸部刺青後などで見られる | | 上腕 | 中〜高 | 肩関節周囲の張力が関係 | | 前腕 | 中程度 | 比較的少ない | | 下肢 | 低 | 張力が低いため形成されにくい | ケロイドと肥厚性瘢痕の区別 | 項目 | ケロイド | 肥厚性瘢痕 | |---|---|---| | 好発年齢 | 若年(10〜30歳) | 全年齢 | | 色素沈着 | あり(多い) | 少ない | | 痒感・痛感 | あり(頻繁) | 少ない | | 自然退縮 | ほぼなし | あり(1〜2年) | | 治療 | 難治性 | 比較的良好 | | 好発部位 | 張力高い部位(耳、肩、胸部) | 関節部位・運動部位 | キーワード:「張力」がケロイド形成の重要因子。緊張が強い部位ほどケロイド形成リスク高い。
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