第28回 言語聴覚士国家試験 第16問
第28回 言語聴覚士国家試験 第16問(形成外科学)の正答は 4 です。植皮(遊離植皮)は、皮膚を完全に切り離して別の部位に移植する方法で、移植床から血行の再開を待って生着させる。
正答:4番
初回正答率 50.9%難問
322人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
植皮(遊離植皮)は、皮膚を完全に切り離して別の部位に移植する方法で、移植床から血行の再開を待って生着させる。茎をつないだまま移す有茎皮弁とは異なる。採取する厚さで分層植皮と全層植皮に分かれ、生着率と整容性にトレードオフがある。分層植皮は表皮を含む浅い層のみを採るため採皮部が自然に上皮化して治癒するのに対し、全層植皮では採皮部を縫合閉鎖する必要がある。メッシュ植皮や全層植皮の性質を正しく述べた c・d が正答となる。
【各選択肢の解説】
❌ 誤り。これは有茎皮弁の説明。遊離植皮は完全に切り離す。正しくは移植片を生体から完全に切り離して移植する。
❌ 誤り。分層植皮は二次収縮(縮み)をきたしやすい。正しくは分層植皮は全層植皮より収縮をきたしやすい。
✅ 正しい。網状にして広い面積を覆い、滲出液の排出も促す。
✅ 正しい。収縮が少なく整容性に優れ、関節部などに用いられる。
❌ 誤り。全層は厚く血行再開に不利で、分層より生着率は低い。正しくは全層植皮は分層植皮より生着率が低い。
【試験対策ポイント】
厚いほど質感はよいが生着しにくい、という関係を押さえる。広範囲熱傷では生着率が高く採取量を稼げる分層・メッシュ植皮が、整容性を要する顔面などでは全層植皮が選ばれる。
| 項目 | 分層植皮 | 全層植皮 |
|---|---|---|
| 厚さ | 薄い | 厚い(皮膚全層) |
| 生着率 | 高い | 低い |
| 収縮 | 大きい | 小さい |
| 整容性 | 劣る | 良い |
この問題の初回正答率は50.9%——受験者の49%が落としています。この範囲(形成外科学)は買い切りのST国試ノート(¥850)の棚には入っていません。まずは同じ科目だけを続けて解いて、どこが抜けているかを出すのが早道です。
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