STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第120問

聴覚系第15回

第15回 言語聴覚士国家試験 第120問(聴覚系)の正答は 2 です。聴覚の解剖生理で正しいものを問う。

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問題
正しいのはどれか。
  1. 1.音の方向覚には耳介は関与しない。
  2. 2.耳あな型補聴器をつけると裸耳と比べ外耳道の共鳴周波数は変化する。 ✓
  3. 3.鼓膜全穿孔では約60dBの聴力閾値の上昇となる。
  4. 4.アブミ骨筋の支配神経は蝸牛神経である。
  5. 5.耳垢は外耳道骨部で形成される。

正答:2番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%難問

164人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 耳あな型補聴器は外耳道の共鳴周波数を変化させる

聴覚の解剖生理で正しいものを問う。耳あな型補聴器を装用すると外耳道が塞がれて長さや容積が変わり、裸耳とは外耳道の共鳴周波数が変化する。



【各選択肢の解説】

1.音の方向覚には耳介は関与しない。
❌ 誤り。耳介は方向覚(特に上下)に関与する。正しくは耳介は音の方向(特に上下・前後)の判断に関与する。

2.耳あな型補聴器をつけると裸耳と比べ外耳道の共鳴周波数は変化する。
✅ 正しい(=正答)。

3.鼓膜全穿孔では約60dBの聴力閾値の上昇となる。
❌ 誤り。伝音難聴でも30〜40dB程度。正しくは鼓膜の全穿孔でも閾値上昇は30〜40dB程度にとどまる。

4.アブミ骨筋の支配神経は蝸牛神経である。
❌ 誤り。顔面神経支配。正しくはアブミ骨筋は顔面神経の枝(アブミ骨筋神経)に支配される。

5.耳垢は外耳道骨部で形成される。
❌ 誤り。軟骨部の腺で形成される。正しくは耳垢は外耳道軟骨部の耳垢腺・皮脂腺の分泌物から形成される。



【試験対策ポイント】
外耳道は約2.5cmの管で共鳴(約2.5〜3kHz)をもち、耳あな型補聴器はこれを変える。耳介は方向覚に関与。鼓膜穿孔の伝音難聴は最大でも30〜40dB程度。アブミ骨筋は顔面神経、鼓膜張筋は三叉神経支配。耳垢腺は外耳道軟骨部。各構造の機能と神経支配を整理する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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