第15回 言語聴覚士国家試験 第121問
第15回 言語聴覚士国家試験 第121問(聴覚系)の正答は 1 です。補充現象が陽性となる障害部位を問う。
- 1.外有毛細胞 ✓
- 2.耳小骨連鎖
- 3.耳小骨筋
- 4.蝸牛神経
- 5.聴皮質
正答:1番
初回正答率 73.4%やさしい
169人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
補充現象が陽性となる障害部位を問う。補充現象(リクルートメント)は内耳(蝸牛)の外有毛細胞の障害で生じ、小さい音は聞こえにくいが音圧が上がると急に大きく感じる現象である。
【各選択肢の解説】
1.外有毛細胞
✅ 正しい。内耳性難聴で補充現象は陽性となる(=正答)。外有毛細胞の障害で蝸牛の圧縮的な増幅が失われ、音圧の上昇に対して大きさの感覚が急に増す。
2.耳小骨連鎖
❌ 誤り。伝音難聴で補充現象は陰性。正しくは耳小骨連鎖の障害は伝音難聴を生じ、補充現象は陰性である。
3.耳小骨筋
❌ 誤り。補充現象とは関係しない。正しくは耳小骨筋(アブミ骨筋・鼓膜張筋)は中耳の筋で、その障害はアブミ骨筋反射の異常として現れ、補充現象は陰性である。
4.蝸牛神経
❌ 誤り。後迷路性で補充現象は陰性。正しくは蝸牛神経の障害は後迷路性難聴で、補充現象は陰性である。
5.聴皮質
❌ 誤り。中枢性で補充現象は陰性。正しくは聴皮質の障害は中枢性聴覚障害で、補充現象は陰性である。
【試験対策ポイント】
補充現象=内耳(蝸牛・外有毛細胞)障害の特徴で、ダイナミックレンジが狭まり音が急に大きく感じる。伝音難聴(耳小骨)や後迷路性(蝸牛神経・中枢)では陰性。補充現象の有無は内耳性と後迷路性の鑑別に用いる。陽性=内耳性と覚える。
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