第15回 言語聴覚士国家試験 第181問
機能性構音障害第15回
構音訓練の適応判断の際に必要度が最も低いのはどれか。
- 1.年齢
- 2.誤り方
- 3.被刺激性
- 4.読字力 ✓
- 5.学習能力
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 読字力
構音訓練の適応判断では、対象者の構音機能そのものの状態と学習可能性が重要です。読字力は音声言語の改善と直接的な関連性が低く、聴覚的フィードバックや動作模倣による訓練が可能なため、適応判断の必須要素ではありません。
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【各選択肢の解説】
1. 年齢
✅ 正しい。年齢は訓練効果と密接に関連します。幼小児では可塑性が高く訓練効果が大きいため、構音訓練適応判断の重要な要素です。
2. 誤り方
✅ 正しい。音韻の誤りパターン(音韻置換・省略・歪み)は、訓練方法の選択やプログラムの立案に直結する最重要情報です。系統的な音韻分析は適応判断の基本です。
3. 被刺激性
✅ 正しい。指導や刺激に対する反応性・学習速度を示す被刺激性は、訓練効果の予測と適応判断に必須です。被刺激性が低い場合は効果が限定的になります。
4. 読字力
❌ 誤り。構音訓練は主に音韻知覚と運動学習に基づくため、読字力は必須要素ではありません。特に幼児期では読字不可能でも構音訓練は成立します。聴覚フィードバックと動作模倣で訓練可能なため、適応判断の必要度は最も低いです。
5. 学習能力
✅ 正しい。認知・学習能力は訓練への従事可能性と効果を左右する重要な因子です。指示理解や音声変化の認知が訓練成功に不可欠です。
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【試験対策ポイント】
構音訓練適応判断の重要度ランキング
| 順位 | 要素 | 理由 |
|---|---|---|
| 最高 | 被刺激性 | 訓練効果の予測に直結 |
| 高 | 学習能力 | 指示理解・音声認知が必須 |
| 高 | 誤り方(音韻分析) | 訓練プログラム立案の基本 |
| 中 | 年齢 | 可塑性・訓練効果に影響 |
| 低 | 読字力 | 音声訓練に直接関連しない |
キーポイント:読字力は「文字による代償的アプローチ」の補助手段であり、音声言語訓練そのものの適応判断要素ではない。特に幼小児対象では読字不可でも訓練可能。