第15回 言語聴覚士国家試験 第189問
第15回 言語聴覚士国家試験 第189問(聴力検査)の正答は 1 です。聴性誘発反応について正しいものを問う。
- 1.蝸電図は内耳と蝸牛神経由来の反応である。 ✓
- 2.聴性脳幹反応ではトーンバーストは用いない。
- 3.聴性脳幹反応では反応の加算平均回数は20〜50回である。
- 4.聴性定常反応は周波数特異性が低い。
- 5.聴性定常反応は睡眠下でなければ成立しない。
正答:1番
初回正答率 40.4%難問
104人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
聴性誘発反応について正しいものを問う。蝸電図(ECochG)は内耳由来(蝸牛マイクロフォン電位・加重電位)と蝸牛神経由来(活動電位)の反応を記録する。
【各選択肢の解説】
1.蝸電図は内耳と蝸牛神経由来の反応である。
✅ 正しい。内耳由来の蝸牛マイクロフォン電位・加重電位と、蝸牛神経由来の活動電位を記録する(=正答)。
2.聴性脳幹反応ではトーンバーストは用いない。
❌ 誤り。周波数特異性を得るために用いる。正しくはABRはクリックのほかトーンバーストも用いる。
3.聴性脳幹反応では反応の加算平均回数は20〜50回である。
❌ 誤り。20〜50回では波形が得られない。正しくはABRの加算平均回数は1000〜2000回程度(数百〜数千回)。
4.聴性定常反応は周波数特異性が低い。
❌ 誤り。正しくは聴性定常反応は周波数特異性が高く、周波数別の閾値推定に用いる。
5.聴性定常反応は睡眠下でなければ成立しない。
❌ 誤り。正しくは聴性定常反応は覚醒下でも記録できる(乳幼児では80Hz前後の変調を睡眠下で用いることが多い)。
【試験対策ポイント】
蝸電図=内耳(CM・SP)と蝸牛神経(AP)の電位。ABRはクリックやトーンバーストを多数回加算平均して波形を得る(周波数特異性のためトーンバースト使用)。ASSRは周波数特異性が高く閾値推定に有用。各反応の起源と特徴を区別する。
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