第15回 言語聴覚士国家試験 第190問
第15回 言語聴覚士国家試験 第190問(小児聴覚障害)の正答は 3 です。低音域は軽度・1000Hz以上が高度の高音急墜型難聴児の発話を問う。
正答:3番
初回正答率 30.4%難問
115人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
低音域は軽度・1000Hz以上が高度の高音急墜型難聴児の発話を問う。高周波数成分をもつ[i](高いF2)が歪み、高周波数の摩擦音[s]が脱落する。低音域は軽度のため抑揚やリズムは比較的保たれる。
【各選択肢の解説】
a.[m]の歪みがおこる。
❌ 誤り。[m]は低周波数で聞き取れ歪みにくい。正しくは[m]は低い周波数成分が中心の鼻音で、低音域が軽度の本例では保たれやすい。
b.[i]の歪みがおこる。
✅ 正しい。高いF2が聞き取れず歪む。
c.[s]が脱落する。
✅ 正しい。高周波数の摩擦音が聞こえず脱落する。
d.抑揚が平坦である。
❌ 誤り。低音域は軽度で韻律は保たれる。正しくは抑揚(F0の変化)は低周波数で聞き取れ、比較的保たれる。
e.リズム感が不良である。
❌ 誤り。正しくはリズムは低周波数の情報で聞き取れ、比較的保たれる。
→ 正しいのはb・cの組合せ3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
高音急墜型(低音残存・高音重度)では、高周波数成分が聞き取れず、高いF2をもつ母音[i]が歪み、摩擦音[s]が脱落する。一方、F0や韻律を担う低周波数は軽度障害にとどまるため抑揚・リズムは保たれやすい。各音の主要周波数とオージオグラムを結びつける。
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