第15回 言語聴覚士国家試験 第190問
小児聴覚障害第15回
第15回 言語聴覚士国家試験 第190問(小児聴覚障害)の正答は 3 です。低音域は軽度・1000Hz以上が高度の高音急墜型難聴児の発話を問う。
問題
250Hzで30dB、500Hzで40dB、1000Hz以上が90dBの聴力レベルの先天性両側難聴児の発話について正しいのはどれか。
a.[m]の歪みがおこる。
b.[i]の歪みがおこる。
c.[s]が脱落する。
d.抑揚が平坦である。
e.リズム感が不良である。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.5%難問
83人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 高音急墜型では[i]の歪みと[s]の脱落が生じる
低音域は軽度・1000Hz以上が高度の高音急墜型難聴児の発話を問う。高周波数成分をもつ[i](高いF2)が歪み、高周波数の摩擦音[s]が脱落する。低音域は軽度のため抑揚やリズムは比較的保たれる。
【各選択肢の解説】
a.[m]の歪みがおこる ❌ [m]は低周波数で聞き取れ歪まない。
b.[i]の歪みがおこる ⭕ 高いF2が聞き取れず歪む。
c.[s]が脱落する ⭕ 高周波数の摩擦音が聞こえない。
d.抑揚が平坦である ❌ 低音域は軽度で韻律は保たれる。
e.リズム感が不良である ❌ リズムは比較的保たれる。
→ 正しいのはb・cの組合せ3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
高音急墜型(低音残存・高音重度)では、高周波数成分が聞き取れず、高いF2をもつ母音[i]が歪み、摩擦音[s]が脱落する。一方、F0や韻律を担う低周波数は軽度障害にとどまるため抑揚・リズムは保たれやすい。各音の主要周波数とオージオグラムを結びつける。
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