STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第190問

小児聴覚障害第15回

第15回 言語聴覚士国家試験 第190問(小児聴覚障害)の正答は 3 です。低音域は軽度・1000Hz以上が高度の高音急墜型難聴児の発話を問う。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
250Hzで30dB、500Hzで40dB、1000Hz以上が90dBの聴力レベルの先天性両側難聴児の発話について正しいのはどれか。 a.[m]の歪みがおこる。 b.[i]の歪みがおこる。 c.[s]が脱落する。 d.抑揚が平坦である。 e.リズム感が不良である。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:3番 — 高音急墜型では[i]の歪みと[s]の脱落が生じる

低音域は軽度・1000Hz以上が高度の高音急墜型難聴児の発話を問う。高周波数成分をもつ[i](高いF2)が歪み、高周波数の摩擦音[s]が脱落する。低音域は軽度のため抑揚やリズムは比較的保たれる。



【各選択肢の解説】
a.[m]の歪みがおこる ❌ [m]は低周波数で聞き取れ歪まない。
b.[i]の歪みがおこる ⭕ 高いF2が聞き取れず歪む。
c.[s]が脱落する ⭕ 高周波数の摩擦音が聞こえない。
d.抑揚が平坦である ❌ 低音域は軽度で韻律は保たれる。
e.リズム感が不良である ❌ リズムは比較的保たれる。
→ 正しいのはb・cの組合せ3番が正答となる。


【試験対策ポイント】
高音急墜型(低音残存・高音重度)では、高周波数成分が聞き取れず、高いF2をもつ母音[i]が歪み、摩擦音[s]が脱落する。一方、F0や韻律を担う低周波数は軽度障害にとどまるため抑揚・リズムは保たれやすい。各音の主要周波数とオージオグラムを結びつける。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第15回 全問一覧

▶ 小児聴覚障害 の過去問一覧

スポンサーリンク