STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第15回 言語聴覚士国家試験 第19問

呼吸系第15回
正しいのはどれか。
  1. 1.肺側胸膜は肺の表面を覆う。 ✓
  2. 2.壁側胸膜は胸郭の外面を覆う。
  3. 3.肺の実質と肺側胸膜の間を胸膜腔という。
  4. 4.肋骨は13対ある。
  5. 5.肋間筋を支配する胸神経は12対ある。

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 肺側胸膜は肺の表面を覆う 肺側胸膜(臓側胸膜)は肺の表面を直接覆う膜であり、肺の凹凸に沿って付着しています。これに対して壁側胸膜は胸郭の内面に付着しており、この2つの膜に挟まれた間隙が胸膜腔です。正答は正しい胸膜解剖の基本的理解を問うています。 --- 【各選択肢の解説】 1. 肺側胸膜は肺の表面を覆う ✅ 正しい。肺側胸膜(臓側胸膜)は肺表面に密着し、肺門部で壁側胸膜と連続しています。これが正答です。 2. 壁側胸膜は胸郭の外面を覆う ❌ 誤り。壁側胸膜は胸郭の「内面」(内側)を覆います。外面ではなく内面という点が重要な区別ポイントです。 3. 肺の実質と肺側胸膜の間を胸膜腔という ❌ 誤り。胸膜腔は「肺側胸膜と壁側胸膜の間」の空隙です。肺実質と肺側胸膜の間ではなく、その外側に形成されます。 4. 肋骨は13対ある ❌ 誤り。肋骨は「12対」(第1〜第12肋骨)です。13対という選択肢は一般的な解剖学的誤りです。 5. 肋間筋を支配する胸神経は12対ある ❌ 誤り。胸神経は「12対」であることは正しいですが、肋間筋は実際には「11対」です。第12肋骨の下位に肋間筋が存在しないため、選択肢の表現は誤りです。 --- 【試験対策ポイント】 胸膜・肋骨・神経分布の整理表: | 構造 | 数 | 支配神経 | 付着部位 | |---|---|---|---| | 肋骨 | 12対 | 肋間神経 | 胸椎~胸骨 | | 肋間筋 | 11対 | 胸神経12対 | 肋骨間 | | 胸神経 | 12対 | — | T1〜T12 | 胸膜の層構造(内→外の順): 1. 肺側胸膜(臓側):肺表面に密着 2. 胸膜腔:毛細管現象で陰圧 3. 壁側胸膜:胸郭内面に付着 4. 外肋間筋・肋骨 頻出誤解: ・「胸膜腔は肺の内部」← 誤り(肺の外側) ・「壁側胸膜=胸郭外面」← 誤り(内面) ・「肋骨・肋間筋・胸神経すべて13以上」← すべて12が正解
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