第15回 言語聴覚士国家試験 第32問
臨床心理学第15回
WISC-IV知能検査の下位検査でないのはどれか。
- 1.知識
- 2.符号
- 3.数唱
- 4.迷路 ✓
- 5.理解
正答:4番
解説
■ 正答:4番 — 迷路
WISC-IV(ウェクスラー児童知能検査第4版)の下位検査は16項目で構成されていますが、「迷路」はWISC-III時代の古い下位検査で、WISC-IV改訂時に削除されました。WISC-IVに含まれるのは知識・符号・数唱・理解などの認知機能測定項目です。
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【各選択肢の解説】
1. 知識
✅ 正しい。知識はWISC-IVの言語理解指標に含まれる下位検査で、一般知識・常識知を測定します。
2. 符号
✅ 正しい。符号はWISC-IVの処理速度指標に含まれる下位検査で、視覚-運動協応と処理速度を測定します。
3. 数唱
✅ 正しい。数唱はWISC-IVの作動記憶指標に含まれる下位検査で、聴覚的短期記憶と注意集中を測定します。
4. 迷路
❌ 誤り。迷路はWISC-III(第3版)までに含まれていた下位検査ですが、WISC-IV改訂時に削除されました。これが出題の正答根拠です。
5. 理解
✅ 正しい。理解はWISC-IVの言語理解指標に含まれる下位検査で、社会的状況判断と常識的推理を測定します。
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【試験対策ポイント】
WISC-IV構成:4つの指標と下位検査
| 指標 | 下位検査 | 測定内容 |
|---|---|---|
| 言語理解(VCI) | 類似・知識・理解・語彙 | 言語概念の理解・表現 |
| 知覚推理(PRI) | 積み木模様・行列推理・絵画完成 | 視空間推理・非言語推理 |
| 作動記憶(WMI) | 数唱・算数 | 短期記憶・計算能力 |
| 処理速度(PSI) | 符号・記号探し | 視覚-運動協応・反応速度 |
重要な削除項目:
- 迷路:WISC-III→WISC-IV削除(代替検査なし)
- 絵画排列:WISC-III→WISC-IV削除
頻出ポイント:
- WISC-IVは「4つの指標」で構成(WISC-IIIは3つ)
- 迷路削除は改訂の重要な変更点
- 他の知能検査との混同注意:WAIS-IV・WISC-V(最新版)とも区別する